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無数の声のリベン
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無数の声のリベン(Riven of a Thousand Voices) Edit

無数の声のリベン(全身).jpg分類宿られた兵
元の種族アハンカーラ
能力燃え盛る魂の火
アクシオンダーツ
リベンの眼差し
弱点口内の宿りコア
全身の宿られ球
大きさ計り知れない
パワー580
 ◀素顔

概要 Edit


お前は延々と繰り返す宿命にある。今度は私が利益を得る番だ。


私と[取引]する者は勝てない。ああ、我が殺し手。


かつてマラ・ソヴ女王と契約した「最後のアハンカーラ」。
大昔に行われたガーディアンによるアハンカーラ狩りを免れ、ユルドレン・ソヴによってリーフに持ち込まれ女王への贈り物となった。
契約で自ら「リベン」という名を与え、女王の側近の一人になって、女王の「願い」を聞くことで夢見る都市や玉座世界「エレウシス」などの建設に助力した。
メスのアハンカーラだが、「無数の声」の異名のとおり男女問わず様々な声、時にはガーディアンが知る人物の声で語り掛ける。


ただし、女王はアハンカーラが本質的に自己利益を求める存在であると理解しており、夢見る都市にリベンを隔離する「檻」としての役割を兼ねさせていた。
リベン本人も女王に真に隷属していたわけではなく、夢見る都市に「願いの防壁」という容易に侵入できる裏口を持たせたのはリベンである。


土星で女王が消息不明となった後、リベンは「王」である邪神オリックスの訪問を受けた。
外へ連れていってやろうというオリックスの申し出に、「王」と取引したいという思いからリベンはオリックスの願いを聞く「取引」を行い、宿られた。
その結果、リベンはオリックスの意志と一体化した「リベンであり宿りの王でもある」というべき状態となり、オリックスの視点を通して彼とガーディアンの戦いを見るようになった。
しかし、オリックスが倒されるとリベンは夢見る都市に閉じ込められたまま方向性を失い、同じく宿られたが意志を失ったテクナ・ウィッチを従えたまま空虚な時を過ごしていた。
そこに「どこかオリックスを思わせる女」が客人として現れ、彼女との「取引」によって新たな方向性を得たリベンは彼女と繋がりつつ夢見る都市を宿りの力で満たしていった。


やがてリベンは夢見る都市の入り口を開き、外の世界に手を伸ばすべくユルドレンの精神を宿りで汚染。
女王の幻影を使ってユルドレンを凶行へと導き、更にユルドレンを介してフィクルルのエーテルを暗黒で汚染し、最初のスコーンとして新生させた。
すなわち、スコーンの誕生から脱獄、そしてケイド6の死といった「孤独と影」の事件すべての黒幕である。


女王の怒りからの依頼で6人のガーディアンによるリベン討伐作戦が実行され、激しい戦いの末にリベンは倒され、その心臓はテクナ・ウィッチによって浄化された。
しかし、それこそがリベンの狙い通りだった。
死を超越し、夢見る都市を救いたいというガーディアン達の「願望」の力を得たリベンは、自身の最後の望みを叶える事で更なる災厄をもたらした。

アハンカーラ Edit

そもそもアハンカーラとは、トラベラーが太陽系に出現して以降、その力を受けたかのように現れ始めた新生物である。
極めて高い知性と不可思議な力、人知を超えた知識を持つ「ドラゴン」として知られ、望むものにそれを与える事から「望みを叶える竜」とも呼ばれていた。
多くのガーディアンがアハンカーラを探し求めたが、アハンカーラから得られる知識と力は常に利益よりも多くの害をもたらしてきたという。
そのためシティのバンガードはアハンカーラの根絶を決定し、ガーディアンによる「偉大なる狩り」の末にアハンカーラは絶滅したとされていた。


アハンカーラは一般的に鱗や翼、鋭い牙を持っているとされ、その外見のためにドラゴンと呼ばれるようになった。
しかし彼らは実はシェイプシフター(自在に姿を変える魔物)であり、見る者の「願望」に合わせて自らの姿を変える生物であることが判明している。
実際、ダイア・アハンカーラの頭蓋骨や夢見る都市に散在しているアハンカーラの骨などはリベンと似ても似つかない姿をしており、これを裏付けている。
かつての「偉大なる狩り」でもドラゴンの姿だけでなく、人間やベックスの姿でガーディアンの前に現れたアハンカーラが存在したという。


アハンカーラ(Ahamkara)はサンスクリット語で「自我」または「自我意識」を意味する。


アハンカーラは人の願望を叶えるが、その実態は極めて危険かつ悪質な契約と言える。アハンカーラは願望を叶えることで糧を得る生物であるため、生存のためには常に誰かの願いが存在している必要がある。したがって、願望がその人物の望む形で完璧に叶っては困るため、トンチのような拡大解釈によって、常に理想の斜め上の形になるように願いを叶え続けてきたのである。つまり、平たく言えば、詐欺紛いの悪徳商法によって上客(カモ)をキープし続ける戦略ということである。
これを防止し、アハンカーラに拡大解釈をさせないための装置が「願いの防壁」である。上述したアハンカーラの本質をいち早く看破したマラ・ソヴは、この装置を駆使することでリベンに的確に願いを叶えさせ、夢見る都市を築き上げた。

虫の神との関係 Edit

彼らはガーディアンに語り掛ける時、「ああ、我が〇〇手よ」という言い回しを好んで使う。
実はかつてハイヴに語り掛けた虫の神が「ああ、我が宿主よ」という非常に酷似した言い回しをしているため、両者には少なからぬ関係があると言われていた。
(どちらも原文では"O [相手を表す言葉] mine"
この寄生し相手の願望を叶える性質は虫の囁きのテキストではアナセム・アバドン(英語ではAnthenm Anatheme)と表現されている。


虫の神とアハンカーラは、どちらも「宿主」の意図や願いを形にして、現実を変える能力を持つ点で共通している。
また、どちらも先述の語り掛けによって「宿主」に魅力的な囁きをするという部分でも似通っている
更にイシュタル・アカデミーの研究ではアハンカーラの本質は「寄生虫」だとされており、ここでも虫の神との共通点がある。さらに、ソルが虫の囁きに姿を変え、ガーディアンに屠らせた敵を文字通り餌食としているのと極めて似通ったことをリベンも行なっている。彼女の場合は、無数の声へと姿を変え、「敵を倒したい」という願望を叶えることで餌を得ているのである。


その一方で異なる点も多い。
虫の神を初めとする「虫」は、巨大な成虫から非常に数多くの幼虫までが群れて存在し、それらは基本的に皆同じ形態をしている。
対するアハンカーラは群れを作ることはほぼないとされており、また形態も相手の願望に合わせて自在に変化してしまう。


これについて一部の伝承の執筆者であるメデューサなる人物は、先の「ああ、我が〇〇よ」という語り掛けに彼らの秘密があると見ている。
つまり、この語り掛けは「ああ」が宿主となる対象を固定する檻の効果を、「我が〇〇よ」が所有権と隷属を定義する効果を持つのだという。
メデューサ個人の見解としては、虫の神とアハンカーラはどちらもこの語り掛けを通して寄生を行なう生物だが、両者はそれぞれ独立して進化した存在であり、同じニッチを巡って互いに「競争」もしくは「敵対」していると見ている。


余談ではあるが、カルス皇帝もガーディアンに対し「ああ、我がチャンピオンよ("O champion mine")」と呼びかけをしており、アハンカーラや虫の神と同様の存在と化している可能性が示唆されている。

ゲーム中の扱い Edit

レイド『最後の望み』のラスボス。
前作の邪神オリックスや今作のアルゴス・プラネットコアソル・サウザンドウィルなどを遥かに超える、Destinyシリーズ史上最大のボスエネミーでもある。
そのあまりの巨大さゆえに、戦闘はいくつもの階層に分かれたエリアの高低差を利用した非常に大掛かりなものとなっている。


詳しい攻略はレイドページを参照。

関連 Edit

コメント Edit

最新の20件を表示しています。 コメントページを参照 画像を非表示

  • 本当にシェイプシフターならなんでバンガードの根絶活動中もドラゴンの姿のままでいたんだろうな?女王と契約して生き延びたリベン以外にも姿を変えて自力で生き延びたアハンカーラとかがいてもおかしくなさそうなんだが -- 2018-09-22 (土) 22:29:29
    • アハンカーラの根絶という願望を叶えて死んでいったのだとすると悲しいな -- 2018-09-22 (土) 22:36:53
    • 変幻自在に姿を変えられるなんてリベン性が高いな  -- 2018-09-22 (土) 22:46:26
      • ◬最長の冬 -- 2018-09-23 (日) 01:49:49
    • その辺りは現状ではどうとでも言えてしまうな。シェイプシフターだからすぐに変われるとは限らんし、そもそも根絶出来たのかも怪しい。現にリベンという生き残りが居たわけだし、これからまだ他にアハンカーラが出てきたって不思議ではない。 -- 2018-10-16 (火) 10:41:09
    • これは他所の考察読んだだけだけど、ガーディアンが持つ「ドラゴンスレイヤーになりたい」という願望を喰らうためにあえて竜の姿をしていたとか。殺されて骨になっても本質的に死んでないし、根絶活動すら願望をたらふく食べつつガーディアンという運び手を手に入れるという一石二鳥でアハンカーラにしてみれば大歓迎だったのかも -- 2018-10-16 (火) 10:49:12
  • アハンカーラは神の虫に似てはいるが同一ではない 暗黒ではない アハンカーラや神の虫にとって死は消滅ではなく1つの状態でしかない 分かっているのはこれくらいか -- 2018-09-23 (日) 01:47:02
  • 恐ろしいことを考えてしまった。もしトラベラーが宿られたら・・・。 -- 2018-09-25 (火) 10:38:56
    • トラベラーの光と暗黒は対みたいな物でトラベラーを宿るとか絶対無理 -- 2018-09-25 (火) 10:49:31
      • 宿りの力は光と混在出来るで。ストーリー序盤で欠片がガッツリ宿りの汚染されてたし、今回のストーリーでも極小の破片とは言えトラベラーの破片に宿りの力で細工してたから多分いける。 -- 2018-09-28 (金) 06:49:52
    • トラベラーを宿でどうにかできるならすでにしとるやろ -- 2018-10-09 (火) 19:31:16
    • 実はd1で似た試みはされてるし、ガーディアンに潰されてる。少なくともハイブ程度の実力では地下で延々と儀式しないといけない位にはトラベラーの守りは堅い。 -- 2018-10-16 (火) 10:45:40
  • 結局はリベンも被害者だったってことか -- 2018-09-29 (土) 19:22:35
    • 望んで宿られた部分もあると思う -- 2018-09-29 (土) 19:44:43
  • 金星を飛んでたアハンカーラとは比べものにならないな -- 2018-10-03 (水) 23:54:33
  • 願いを叶えるが利益より多くの害を成すって悪魔や猿の手がモチーフなんじゃないのかねー。そう考えると願いの対価に何を得ていたのかが全く語られない所にアハンカーラ根絶の理由がありそう -- 2018-10-09 (火) 21:09:28
  • 偉大なる狩りのクロークの伝承によるとエリスがハイヴの眼を手に入れて生き延びたのもアハンカーラの力だったみたいだな。エリスがあの力を手に入れたのは今のところかなりの利益をもたらしたけど、さて害はいつくることか… -- 2018-10-14 (日) 19:39:43
    • アハンカーラが虫の神と同種の存在だとしたら、それとの取引によって第3の目や魔術を得たエリスは人類出身の純粋なハイヴなのかも知れんね。実は凄く光に飢えてるのかも -- 2018-10-16 (火) 13:00:16
      • アハンカーラは願いを叶える、エリスはハイヴの目が欲しいとか魔術を使えるようになりたいとは願ってない、あれは全てエリスがヘルマウスで自分で学んだことだから関係ない ただ本来死ぬ筈だったエリスが願った生きて帰りたいという願いをアハンカーラが叶えた -- 2018-10-16 (火) 14:49:08
      • 代償は目と光だろうな -- 2021-03-01 (月) 09:49:36
  • 殺そうとしても、その「願い」を叶えて災厄を広げる厄介極まりない存在...一種の概念兵器やな -- 2018-11-07 (水) 13:49:22
  • 相手の望みの姿になるってことは今回の戦闘の姿すら変身しただけなのか…てかそれならもっと弱い姿を願望しろよ -- 2018-12-18 (火) 21:11:24
    • 誰しも強い存在を倒したいっていう「願望」が大なり小なりあるじゃろ? -- 2018-12-18 (火) 22:48:32
    • ロケランのクラスターが全部ヒットするような巨大なボスがほしい。の願い叶えた結果なんじゃ? -- 2019-01-05 (土) 01:17:03
      • そのせいでギミック解いて戦わないでひたすらクラスターご馳走される羽目になってるんですがそれは -- 2019-02-14 (木) 22:51:54
  • 溢れるフロム臭 -- 2018-12-26 (水) 20:30:08
  • リベンはトラベラーの事をどれだけ知っていたのやら。女王の幻覚が、預言者がガウルに言った「献身と犠牲」に近いことをちょいちょい言うもんだから、アハンカーラの性質も相まって、女王の間の映像の件もリベンの策略なんじゃないかと突拍子の無いこと考えたりした。 -- 2019-01-04 (金) 14:00:24
  • 伝承ダストでナインとの関連性が明らかになったな。アハンカーラが寄生虫ならナインも同じく寄生虫のようなもの。現実とは別次元に存在する意識生命体であるナインはアハンカーラの意識に寄生してた。面白いのは知能の高いアハンカーラ側がナインの無意識下への洗脳及び寄生に勘づいてナインの支配から逃れようとした事。それがアハンカーラの物理的死だった。アハンカーラはナインが自己を安定させ意識を保てるように出来るトラベラーの光を求めている事を知ってわざとガーディアンにアハンカーラ狩りをさせた。これで生きている生物の意識にしか寄生できないナインの支配からの脱却と光を持つガーディアンへの擦り付けを達成するという一石二鳥。ナインより第四の壁を認識できるアハンカーラの方が遥かに上手だった。 -- 2019-03-16 (土) 23:43:18
  • チャタリングボーン伝承でアハンカーラが忍の母親に化けてナディヤが「ノブ、こいつは願いを叶えるためなら平気で嘘をつく」と目を覚まさせてるし、他のアハンカーラ狩りの伝承でも狩りに来たガーディアン達の願いを叶えてるような描写があるし、マラの幻影はアハンカーラパワーでユルドレンの願いを叶えるための嘘としてリベンが用意したものなのかね。 -- 2019-07-28 (日) 11:03:47
  • お願いしますアハンカーラ様、私の願いを叶えてください…ただ無数の声が欲しいだけなんです -- 2019-07-28 (日) 12:02:36
    • わかりました。では、『願い』である無数の声を出す代わりに、『災厄』である無数の声がなかなか出ないようにしましょう。 -- 2020-04-18 (土) 04:03:43
  • 願いを叶えた後の代償として災厄がもたらされるらしいが、願いそのものが災厄(世界の破滅など)であったのなら、その代償としての災厄はどうなるんだろうな? -- 2020-04-19 (日) 02:11:14
    • きっと死体蹴りでもされるんだろう -- 2020-04-19 (日) 08:14:50
  • オリックスと契約して精神が混ざった状態になったそうだけど…それがあるなら何処かの何かにオリックスが契約を持ちかけて精神を移植してる奴がいる可能性が? -- 2020-10-18 (日) 14:27:22
    • 単に宿られた後にオリックスが死んで宿りの王としての指揮権がリベンに移っただけではないかと。あとかつてオリックスがそうしたように妹達が探求や指導者としてオリックスの生き様を具体的行動で描写すればオリックスは簡単に復活する。 -- 2020-10-18 (日) 14:51:28
  • サバスン「O Guardian mine」お前もかよw -- 2021-09-02 (木) 09:03:16
  • 何でサバスンがオシリスに化けられたんだろうとずっと思っていたけど、そうか。サバスンがリベンとの取引で望んだ「リベンと同じ誰からも見えない力」ってアハンカーラのシェイプシフター能力だったんだな… -- 2023-01-30 (月) 22:43:44
  • 極端な話こいつに会った俺らみたいな奴が「美人のチャンネーとやりたい」って願ってしまったらその姿になるって事なん? -- 2023-03-07 (火) 00:29:29
    • アハンカーラくんも相手くらい選ぶやろ -- 2023-03-07 (火) 09:25:25
    • たぶん「外見だけ」はなると思う。そして行為に及ぶ。そうすることで「現実と理想のギャップ」を喰う。だけど、ただ食べただけじゃなくなっちゃう。だからアハンカーラは願いをゆがめてかなえて次のギャップを仕込むんだ。つまり今回の願いの場合、逆にチャンネーに掘られたりするんじゃないかな。ナニを喰いちぎられる、ってのでもまだいいほうかもしれない。 -- 2023-03-07 (火) 11:10:52
      • ええやん -- 2023-03-07 (火) 16:42:00
  • レイド名の「最後の望み」ってそういうことだったのか... -- 2023-07-06 (木) 11:01:38
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