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エターナルリターン、ダル・インカル(Dûl Incaru, the Eternal Return)

概要

ウィッチ・クイーンの異名を持つハイヴ神「サバスン」の直系の娘である強力なハイヴ・ウィザード。
最後のアハンカーラであるリベンがその死の間際に行った「願い」によって、サバスンの代理人として夢見る都市に入り込み、ハイヴや宿られた兵を指揮して汚染を拡大させた。
リベンが倒れたにも関わらず、その後になって夢見る都市がより急速に汚染された元凶といえる存在。
6人のガーディアンによってリベンが倒されることも彼女の、そして彼女の母たるサバスンが考案した計画の一端であったことすら仄めかされている。

更に、かつてマラ女王がテクナ・ウィッチとリベンの力を借りて作り上げた玉座の世界「エレウシス」を占拠。
母サバスンが「キュリア・ブレードトランスフォーム」から得たベックスのタイムループ計算を応用した儀式によって、夢見る都市を3週間ごとのタイムループに陥らせている。
その結果ガーディアンがダル・インカルを倒したことすらも無かったことになり、エターナルリターン(永遠なる帰還者)の名の通り何度も蘇り、夢見る都市を汚染し続けている。

目的

ダル・インカルが夢見る都市に自身も巻き込むタイムループの呪いをかけた目的は、母サバスンに無限の貢物を捧げるためである。

かつて邪神オリックスは、下位のハイヴが上位のハイヴに余分な光を貢物として献上する上納システムによって虫の飢えを克服しようとした。
一方で妹のサバスンは、「時間を制する」という更なるアプローチで虫の飢えに対処しようとした。
初めに彼女がとった方法が、ブラックホールを利用すること。
強大な重力によって時間の流れが遅くなるブラックホールの周囲では虫の飢えが遅くなり、なおかつハイヴが普段通りの速さで貢物を届けられることをサバスンは発見した。
しかし、サバスンの策略を見破った虫たちは遅れた時間でも追いつかない量の光を求めるようになり、ブラックホールを利用した方法論は失敗に終わった。

そこでサバスンは、今度は殺し合いによって生まれる貢物をより高速で収集できる世界を求めた。
そのために必要なのは時間が速く流れる小さい世界か、あるいは、時間が輪になっている終わりなき暴力の世界。
そうした目的のために作られたのが、夢見る都市にかけられた呪いである。

ガーディアンがハイヴや宿られた兵と戦い続け、最後にダル・インカルを倒しても、夢見る都市は3週間前に戻って全てを繰り返す。
しかし、繰り返される中で生まれた殺し合いによる「貢物」はなかったことにならず、サバスンへと届けられる。
つまりガーディアンがループを繰り返し戦い続けている現状こそダル・インカルとサバスンが願った状況であり、こうして夢見る都市はサバスンに無限の貢物を供給しつづけている。

ゲーム中の扱い・攻略

夢見る都市の合流点で開始できる迷宮「砕かれた玉座」のラスボス。
詳しい攻略は専用ページを参照。

余談

エネミーとしての名前は「ダル・インカル」だが、ミッション目的や上記の無敵バリアの予兆文では「ドゥル・インカル」になっている。

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