Destiny2 デスティニー2 まとめ Wiki

バンガードは今もなお、この武器を見たら直ちに壊すようガーディアンに強く要請している。

まずは解体から始まる。鋭くとがれた銃剣には細線の注意を払っている。
解体の次は清掃だ。彼女は綿棒、オイル、そして腐食剤を用意する。
レッド・デスは過去の戦いの汚れを離そうとはしない。彼女は銃身に刻まれた頭蓋骨が消え去るまで何時間もかけてスピンメタルの綿で擦る。
仲間は殺人鬼が彼女の光の光であるセトの印を刻む前に倒していた。よって、武器に刻まれた死の印はひとつ足りない。
部品は解体された今でも、レッド・デスの邪悪な気を放っている。それは自身の用途を知っている。それは仕事を続けたがっている。
清掃の次は浄化だ。
彼女は武器を再構築し、発砲するかのように抱える。彼女の光が湧きあがり、輝かしく発光する。
ソーラーの光が冷たい夜を温める。それは命そのものを回復させる力だ。翼は彼女の背後に広げられ、天井に焦げ跡を残す。レッド・デスは彼女の手の中で赤、黄、そして最後に白く光る。
それは変化に抗っている。彼女は手放さない。その影はひとつ残らず焼きつくされていく。
浄化の次は献身だ。
彼女は徐々に光を手放していく。彼女の翼はちらつき、消え去る。レッド・デスが彼女の手の中で再び冷たい金属となり、その内部にソーラーの光の核が宿る。それの目的は新たに定められたのだ。
彼女はガーディアンの最後の命を奪う者たちを探し出し、光の下にさらけ出す。
報復のためではなく、正義のために。
セトのために。