精神の世界に退却せよ。
女王陛下、報告書にはもう目を通したことだろう。私は自ら行った儀式や、その影響で自身に起きた変化について謝罪するつもりはない。あなたもまた、これまでに様々な形で自身が何者であるかを示してきたはずだ。ガーディアンにとって、私は抑制のきかない存在。私は秘密地下牢に入り変身を遂げる際、自らの感情を制御することはない。このことはずいぶん前にあなたに警告していた。何をするかもわからない自分を恐れていたのだ。しかし、もはや怖くはない。警戒する必要はなくなったのだ。我々は必要な知識を手に入れた。かつて私は、オリックスの脅威や来襲が間近に迫っていることを告げた。そして剣と血の魔術や玉座の世界、奴の貪欲なワームやドレッドノートの力についても。かくしてあなたは驚くべきことを成し遂げた。玉座の世界、エレウシスは、あなたの意志やテクナ・ウィッチの技量、そしてリベンの歓喜を象徴するものだ。残念ながら、その冒涜は我々の知る限り、取り返しのつかないものとなってしまった。かつてはさぞ美しかったことだろう。しかしそれは、ハイヴ独自の創造過程において、唯一の例外でもあったと思われる。もし単に強力な存在を倒すだけでいいのなら、あらゆるガーディアンは自らの創造に酔いしれていることだろう。マインドベンダーと呼ばれることを好んだバロン・ヒラクスが、ハイヴの魔術を用いてケイド6を殺害し、それによって玉座を築いたことを思い出してくれ。クロタもまた、同様にして自らの玉座に影響を与えた。当然のことながら、オリックスとサバスンの玉座のことはよく知られている。骨化したワームハスク、青々とした光の庭。またシヴ・アラスの玉座の恐ろしい片鱗を垣間見た者もいる。それは大口を開き、戦争が起こればどこへでも奴に追従するのだ。軽率な者たちだ。初めて真の死を迎えた際、奴らは自分たちが何を生み出したのか理解していなかった。自らの力とワームの威力によって恐ろしいものを創り上げ、それによって死の淵に立たされたのだ。ハイヴの神々が初めて目にした奴らの世界を想像してみるといい。玉座へ退くということは、自らの心の矛盾に身を置くということなのだ。それは過酷な対峙だ。あなたは自身の対峙に十分備えていた。それは私の警告が故。自らの矛盾に対する驚きは、今の自分の感情からも想像することができる。しかし現実は、その想像を凌駕することだろう。エリス・モーン
※計算式不明瞭につき大雑把な値です
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