「頭が3つあるのは良いが、4つならもっと良いだろう」——ジェザ「危険な」ヴェルライン
フォトニック・ハートの使い道は色々考えていた。まずはマーカスの所に持って行って、軽く自慢をする。「何を見つけたと思う? 噂通りだっただろ、エンジンの代わりにこれを取り付けたらスパローがどれだけ速くなるか…」次に、バザーでの売値を調べる。知っておきたいから。その後はこいつを持って金星に行き、実際にどうするかをゆっくりと決める。なのにどうだ。小惑星にぶち当たった。なんとかショアの砂まみれの岬に着陸した。武器は全部駄目になった。ハートだけは、ヘルメットに入れてシートベルトでイスにくくりつけていたから無事だった。ゴーストに蘇生されたのは、オートライフルの破片に囲まれたクレーターの中で、持ち物は黄金時代の小宇宙ダイナモだ。まさに地獄だ。最初は3つのバレルしかなかった。どうせなら徹底的に地獄を味わおうと思った。こんなに不安定な動力源を使って、出力を調整できるわけがない。特に、周りの制御シールドにヒビが入ってるんじゃあな。初めてケルベロス+1の反動を感じたときに思ったよ。計画なんかクソ食らえだ。
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