Destiny2 デスティニー2 まとめ Wiki

足元にご注意を。

フォールンの偵察員が、ネッススに新たに形成された裂け目をその断面に突き出た石を爪で掴みながら素早く降りていく。異常現象が惑星に墜落したことにより、新たなトンネルや洞窟が発生したため、それらの地図を作り、探索するようにバロン・カリークスから指令が出ていた。
その作業を任せられたのは、あるドレッグだった。
彼は滑らかなトンネルを慌てて降りていき、浮き出た石の間を飛び抜け、大きな裂け目の前で石を掴んで急停止した。深い場所に降りていくほど、角ばりのある石が増えていった。しばらくして、彼はベックスが蔓延る大きな空間を発見した。ドレッグは洞窟の壁に身をぴったりとくっつけ、観察した。
ミノタウロス1体、ハーピー12体、そして一握りのゴブリンが協同で作業している。ミノタウロスが腕を上げると、光のコイルがその指の間から飛び出てきた。ドレッグはベックスの再フォーマット化のことを知っていたが、実際に見たことはなかった。彼はそれに恐怖を覚えながらも驚愕せずにはいられなかった。ベックスが大きな足場と石柱を生成し、大きな金属のディスクと照明ポータルを造った。彼らは惑星の核から自分たちの世界を造り出していた。
ドレッグの前に一連の断面が滑らかな四角い足場が現れた。ドレッグは慎重に足場のひとつに乗り、新たに生成された石のブロックの後ろに隠れてベックスをより近くで観察した。
ドレッグは任務を思い出し、足元にある石の割れ目にビーコンを設置した。すると割れ目が裂け、石が一部崩れてビーコンが洞窟の壁に当たりながら虚無の中へと落ちていった。
ベックスは動きを止め、1体、また1体と音が鳴った方向を向いた。
ドレッグの足元で足場が白い煌めきと格子状の光とともに消滅した。彼は叫び声を上げながら、足場から洞窟の壁に飛び移った。だが背後の石が引き裂かれ、滑るように消えていき、彼は新たに生成された裂け目に後ろ向きに倒れていった。
ミノタウロスが再び手で示すと、落下する石板が急いで立ち上がろうとするドレッグを取り囲んだ。