Destiny2 デスティニー2 まとめ Wiki

「そのとおり、確かにお前は仕留めた。だが毛皮が台無しだ」――デヴリム・ケイ

Rc-9: こちらバンガード警備隊の探索船、偵察機9号。VanNetの代理衛星を通じて報告する。リーフの探索を終え、以降はInc-01と称する事件報告を提出する。
スピーカーを調節する雑音が聞こえる。紙がめくられ、マイクの音声がかすかに割れた。
Rc-9: 入り組んだ岸辺を訪れた本来の目的は、襲撃当日に規定されたとおり、バンガードおよびリーフの定期警備調査を実施するためである。岸辺までたどり着くまでの大半の道のりをアウォークンの戦闘機に護衛され、遠距離スキャナーが比較的大きな小惑星大陸の下部から発せられた微弱音声信号を拾った時にようやく着陸した。
話者が咳払いをする。
Rc-9: 付近にいたアウォークンの船にこの件を報告したところ、「余計なことに首を突っ込まないでさっさと消えろ」と言われたため、当然のように彼らの助言に従い、その場から去るふりをし、着陸して調べることにした。彼らは信号に気づいていないようだった。発信源に行くと初見ではスコーンのものと思われる小さな野営地を発見した。さらに調査を続けると、あれはスコーンではなく、何らかの肉の変形と精神の退化の影響を受けたフォールンであることが判明した。1体殺しても、残りの奴らはこちらを見つめるだけで反撃はない。セシウムのチャージを何発かクレーターに撃ち込んだが、それも燃える奴らを座って見ているだけだった。ハッキリとは聞こえなかったが、奴らは何かを唱えているようだった。詳しくは分からない。炎が燃える音にかき消されて聞き取れなかった。
話者が自分の話に笑い、弾ける音を真似した。
Rc-9: さらに奥深いところで何体か囁いているのが聞こえたので、その場が燃え尽きるまで待機し、中に進むことにした。ハイヴの建造物と思われるものを見つけたが、従来の方法で建設されたようには見えなかった… とはいえ、今となってはハイヴが何をしても驚かない。中にはフォールンが1体いて、こちらが近づくと攻撃的になり、武器を構えた。相手の武器は空だったようで、問題なく処理した。
Rc-9: ログを参照してもらえれば分かるが、回収した機器の一部を今から紹介する。ひとつはハイヴの建造物の有機体と思われる部分。常に濡れていて、とにかく… すごい。手袋をはめていない手で触れると目まいと視力障害を引き起こす。また、抑うつや一般的な不安症状を誘因する恐ろしい性質を保有している。隊長からの指示に従い、研究用のサンプルを回収した。鉛の箱に入れて輸送船の奥に積んだ。そうだ、シヴ・アラスに納める義務がある。バカバカしいがな。とにかく… 話を戻そう。
缶の蓋が開けられる音が聞こえる。
Rc-9: 他にも筒型のグレネードランチャーを回収した。鋳造元の印のようなものは見当たらない。フォールンのものではないのは確かだし、スコーンは武器の作り方さえ知らないはずだ。アウォークンはグレネードランチャーなど作るのだろうか？ 人間の武器だと思っていたが、とにかく美しい武器だ。使われたがっているように見える。タワーに戻る前に一度使ってみるのも悪くないかもしれない。最後に、フォールンの1体が持っていた位置追跡装置を回収した。リーフのとある場所を示しているようだ。少々離れている。調査が完了したら詳細を報告する。
Rc-9: 実に美しい武器だ。
録音が切れた。