Destiny2 デスティニー2 まとめ Wiki

どれほど眩い星もいずれ沈む。

サッジが先に通信を開いた。「回り込んでる。奴らが気づく頃には手遅れだ」
「サッジ、無茶をしすぎるな。トレスティンと私がAサイドに向かっている。厄介なホイールに射線を遮られてる」ヤラの声には心配そうな響きが含まれていた。
トレスティンが割って入った。「奴らのファイアチームにはクリミクがいる。数週間前にクルーシブルでやられた。一応言っておく
「ヤラ、雷は止められない。その流れに乗るだけだ」そう言ったサッジの声から彼が笑顔でいる様子が想像できた。
「お前はとんだバカだな」
「その内、死んだバカ野郎になる」とトレスティンが付け加えた。
「死ぬなら名誉ある死を求めよ、ガーディアン！」ヤラの声が彼の琴線に触れ、サッジは速度を上げた。
彼の目が下方の迫り来るガーディアンを捉えた。ガーディアンは手にショットガンを持ち、自分の位置をカバーするためにピラーに向かってライトニンググレネードを投げつけていた。サッジはフュージョン武器の特徴的なチャージ音を耳にし、空中に飛び上がった。
「ちゃんと見ててくれよな…」
サッジは全身に電気が流れ、アークエネルギーが彼と標的の間に流れるのを感じた。敵のフュージョンライフルが放たれると、サッジはその光に身を任せた。アークエネルギーが神経系を貫き彼に襲いかかると、身体中の筋肉が痙攣を起こした。彼は稲妻と化した。その悲鳴は燃える神殿に鳴り響き、アリーナを揺るぎない栄光の輝きで満たした。
聖人のような声がその攻撃の成功を認めた。笑顔が彼の顔に溢れた。遠くでライフルの音がした。倒れる音は誰にも聞こえなかった。