恐怖の残響 のバックアップ(No.2)
入手方法:迷宮「デュアリティ」
我々は皆、過去の鎖に縛られている。 「陛下」とタウランが言った。「バンガードはリヴァイアサンの調査のためにガーディアンを派遣しました。H.E.L.M.に来るようにとの連絡が――」 「カルスはどこだ?」カイアトルは月の近くに不気味に浮かんでいるリヴァイアサンを凝視しながら言った。 タウランはデータパッドを持ったまま、一瞬動きを止めた。この質問は会議を通して共通の疑問になっていた。 「今は分かりません。リヴァイアサンは巨大な船です。カルスは今も下腹部の奥深くに潜んでいる可能性は高いでしょう」 「ならあの怪物の腸を引き抜いてやろう」 「それは… 賢明な策ではありません」 カイアトルが振り返った。その目は声と同じぐらい冷たかった。「ならば何か策を提案してみろ」 タウランはゆっくりとデータパッドを下ろした。カイアトルが助言者に怒りを露わにするのはこれが初めてではなかった。ただ、リヴァイアサンが突然帰還して以来、女帝の忍耐力は刃の厚さ程度にまですり減っていた。タウランは慎重に次の言葉を選んだ。 「カルスには数知れないほどの忠臣がいます。さらに、船には新たな脅威が存在している。無計画に動けば、間違いなく我らの兵士たちがその代償を支払うことになるでしょう」 「シールドの裏で縮こまって死んだほうがましだと言うのか?」カイアトルが嘲笑した。 「できることなら誰も死なせたくはありません」 静寂が2人の間の空気に重くぶら下がる。「そうか」カイアトルはそう言うと、再びリヴァイアサンのほうを振り返った。「下がれ」 タウランは頭を下げ、その場を後にした。ブリッジを出たタウランは緊張した様子で肩越しに後ろを見た。月に照らされたカイアトルの姿は、驚くほどカバルの前の指導者によく似ていた。 破滅をもたらす執念を抱く者の姿だ。 特徴
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※計算式不明瞭につき大雑把な値です パーク
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