災い転じて福となす。
「オシリスの試練にようこそ!」とセイント14の声が雪崩のように波打って神殿全体に轟いた。カタケはピラーに向かっていた時、不意に恐怖心に襲われた。彼は試練をある種の証明の場として使う、偉大で強大なガーディアンたちの話を聞いたことがあった。そして彼らが残した伝説は、今や誰よりも偉大なものとなっていた。指導者たちのための時間であり、彼のための時間ではなかった。彼にとっては勝利がもたらす報酬とリーフの安全のほうがよほど重要だった。無情な憤りによって未来はその忠誠心を捨て去った。今は未来に期待する時ではなない。そこから逃れるための時間だ。「奴らの1人が… Cポイントに向かった」無線からクリミク5のひび割れた声が響く。「了解」と言うと、カタケは側面を進んでいた敵部隊を分断するように移動した。「カタケ、そちらの姿が確認できない」彼は側面から迫る巨大なタイタンに気づいた。手にはショットガンを持っている。カタケはフュージョンライフルを構えると攻撃を開始した。音が鳴り響き、タイタンはチャージされた隕石の爆発に巻き込まれた。フュージョンエネルギーがバチバチと音を立てる稲妻を引き裂き、その威力を無力化した。カタケは走った。「クリミク… サンダークラッシュ… 助けてくれ! 早く――」雷鳴。「いいぞ!」とセイント14の声が轟いた。落雷後、彼の一部だけがそこに残されていた。無音のスクリーンの真下にぶら下がる、餌付きの針にかかった根。秩序への回帰を待つ混乱。どこかでゴーストが機会音を響かせながら辛抱強く動き回っていた。すぐに光がカタケを満し、彼を生き返らせるだろう。
※計算式不明瞭につき大雑把な値です
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