もう一度質問をお願いできますか?
ヤラはランチャーにロケット弾を詰め込んだ。「このクレートでは量が足りない」「サッジがやられた」トレスティンはヤラを見た。「孤立状態だ」そう言った直後、ノヴァワープのボイドの光を発しながら1人のウォーロックが彼らの横を通り過ぎた。ヤラは振り返ると、トレスティンの頭上越しにロケットを発射した。敵のウォーロックはその手にボイドエネルギーを集め、スーパーノヴァの爆発を解き放った。2つのエネルギーが衝突した。ボイドと炎が互いを切り裂き、爆発し、3人の戦士はそれぞれが異なる方向へ吹き飛ばされた。次第に視界を取り戻す中、ヤラはうめき声を上げた。聞き覚えのある不規則な音とオートライフルの発射音が頭の中で鳴り響いた。足に破片が突き刺さり、血が流れ出ている。「トレスティン… 聞こえるか」返答はない。ヤラは手探りで塵をかき分けながら武器を探した。だが見つかったのは砕けた石と瓦礫だけだ。バイザーは帯電しており、渦巻く塵の中、目の前に熱を持った物体を映し出していた。彼女はその干渉を取り除くためにバイザーの側面を叩いた。紫色のショックウェーブが塵を払いのける。トレスティンが数歩離れた場所に倒れていた。ウォーロックがその輝く手をトレスティンのチェストプレートの中に差し込み、アーマーの中にボルテックスグレネードを残した。ヤラが彼女と目を合わせた瞬間、ボイドが彼女を飲み込んだ。悲鳴も、アーマーの割れる音も聞こえなかった。ボルテックスに飲み込まれたトレスティンがバラバラになる姿が途切れ途切れに見えただけだった。ヤラは動揺した精神を奮い起こし、ピストルを抜いた。彼女が撃った弾丸がウォーロックの肩に命中した。ウォーロックはその衝撃でのけぞると、こぶし大の不格好なボイドをヤラに向かって撃った。それによって生じた不安定なエネルギーが、ピストルのフレームを鉄くずへと変えた。「もうそれは使えないな」「あまりにも酷だ。こんな最期は彼女に相応しくない…」「『相応しい』者など存在しない。問題は何を手に入れられるかだ」そう言うとウォーロックは笑い、ボイドの塊となった手を高く掲げた。「覚悟しろ」
※計算式不明瞭につき大雑把な値です
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