Destiny2 デスティニー2 まとめ Wiki

決して揺らがず、決して折れない。

アクセス: 制限
解読キー: 73XK5V2PG1$AUN-326
報告 #: 18020-VIP-2029
エージェント: IKO-006
件名: エリクスニー居住区における重要人物 (VIP)
1. エリクスニー居住区にて、かつて入り組んだ岸辺のバロンであり、それ以前はハウス・オブ・ウルブズのラキスの名で知られるスパイダー (VIP #1889) とミスラックス (VIP #3987)、「光のケル」の養女であり、ハウス・オブ・ライトの書記官を務めるエイド (VIP #4143) による内部通信を傍受。会話は船泥棒エラミス (VIP #2029) に関する。
2. #4143と#1889の会話は、ボッザ地区のターミナルと#4143が所有する個人用データパッドによる暗号化された通信によって行われた。傍受するのは困難ではなかった。今後の外部へのデータ流出を避けるため、#3987にセキュリティプロトコルの見直しを依頼すべきだ。
3. 通信内容は下記のとおりである。背景の騒音や非言語コミュニケーションは注釈されている。
SPI: よう、書記官。
EID: どうも、スパイダー。
SPI: さて、社交辞令はこれくらいにして本題に入るとするか…
注記: この直後に2秒間のくぐもった音と、不明瞭な音を確認。複数の重たい物体がタイル床の上に落とされた音であると考えられる。
EID: 今は困るわ。
SPI: 知るか。俺はお前が何を企んでいるのか知ってるんだ。痕跡を上手く隠せていないぞ。バンガードもお前がエラミスの居場所を探っていると知ったら快く思わないだろうな。
注記: およそ3秒間の沈黙を確認。
EID: そ――それは… あなただってバンガードに知られたら困ることをしてるでしょ！ 彼らに教えていいの？
SPI: ハッ！ 初めての脅迫か？ お粗末なものだな、小さな書記官よ。こんな話は無用だ。俺がお前に不利益なことをするわけがないだろう？
注記: VIP #4143による1秒間の吹き出すような笑い声を確認。
EID: そんなの一瞬だって信じ――
SPI: どうでもいい。なぜお前はエラミスを探してるんだ？ 言っただろう、奴は耳を貸さないと。
EID: エラミスケルを支持する者はもうほとんど――
SPI: ああ、そうだな。奴のハウスは壊滅状態だ。だからどうした？
EID: できれば――
SPI: またこの話か。
EID: できれば――
SPI: 今回ばかりは奴ももうおしまいだ。ハウスもなければ、目撃者もいない。それに、聞くところではシヴ・アラスでさえもが奴を見捨てたそうだ。
EID: だからこそ――
SPI: 知ってたか？ お前の親父は、お前がこのことに執着していることを心配して俺にまで相談してきたんだぞ。やめさせたくても、奴はお前が聞く耳を持たないと理解しているんだろう。
EID: 何を言ってるの？ 彼女は父の命を救ったのよ！
SPI: そしてその借りは返された。諦めろ、エイド！ 哀れだぞ。奴はお前のことなどどうでもいいんだ。最初からな。
注記: VIP #4143による11秒間の甲高い喘鳴音と、断続的なクリック音を確認。
SPI: 何を――俺はそんなこと――
EID: あなたは人の善意を信じないかもしれないけど、私は信じる。そしてその信念は絶対に揺るがないわ。私は誰も変わることができなくて、何も改善しない世界なんて嫌だ。それをエラミスに伝えるまで私は努力し続ける。
注記: VIP #1889による2秒間のガラガラとしたフィルター越しのため息を確認。
通信終了。
4. #4143の個人ログの監視の継続が推奨される。無断で監視もなしにハウス・オブ・サルベーションと接触すれば、悲惨な結果を招く恐れがある。
5. エリクスニーの非言語コミュニケーションの文化的背景について、EKS-443に解説を依頼することを推奨。
メッセージ終了