現在に未来を書き込む。
アクセス: 制限 解読キー: 6DU3H2BSKP1V$CHA-319 報告#: 177-PYR-WPN エージェント: TRU-135 件名: この謎多き物体について 1. チャルコ、お前の新たな役職について聞いたとき、俺はなんて思ったと思う? これでトルースもこの沼地から抜け出せる。これでトルースも1世紀の間貯めてきた休暇を取れるんじゃないかって思ったんだ。 だが今はどう思ってると思う? 残念なことに、カウリックが正式な報告書には書かせてくれないから、伝えることはできない。 2. 本題に入ろう。この武器は気味が悪い。通常のテストは行った。追加のテストもいくつかな。舐めてみたら、骨だということがわかった。舌に引っ付くんだ。石だったら引っ付かない。念のために、あとで舌を切り取っておいたから心配はいらない。汚染はされなかったし、カウリックがすぐに新しい舌をつくってくれた。 生データを送るから、お前が確認したうえで、お偉いさん方に見てもらうべきか判断してくれ。自分の直感を信じてないわけじゃない。信じたくないんだ。 俺たちは超因果の塊だ、そうだろ? 結果と原因が無作為に絡み合ってるだけだ。他のものはちゃんと過去と未来に繋がってる。こっちの蝶々を引っ張れば、あっちで竜巻が起こるわけだ。 これは推測に過ぎないが、この武器は自らを生み出した可能性がある。突発的かつ非因果的に生成されたんだ。おそらく、周囲の意志が強すぎて結晶化したんだろう。純粋な存在意欲と野心だ。つまりは強情の化身だな。 3. 情報筋はみんな役に立たないから、率直に聞く。どんなだったか教えてくれないか? いつもの場所で飲もう。今回は俺の奢りだ。約束する。 メッセージ終了。添付データを開きますか?
※計算式不明瞭につき大雑把な値です
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