Destiny2 デスティニー2 まとめ Wiki

「我々は皆繋がっている。私としては、因果を超越した繋がりを共有したくない者も若干いるが… いや、大勢いる」――オシリス

「オシリス」
オシリスの両腕の周囲にストランドが紡がれる。それは机の上に散在する書物や星図、さらには周囲2メートル未満の床に緑色の光を灯しながら明滅する。
「オシリス！」
「何だ？」オシリスは両腕を下げる。
出入り口にはエクソの肉壁、セイント14がいる。
セイントは両腕を組む。「私の呼びかけが聞こえなかったのか」
「レイラインがどうやって機能するのかを解明することが重要だ。それを突き止めさえすれば、ストランドとは繋がりがあると確信している」
手にしたストランドは彼の周囲を幾重にも巡り、天井に向かって螺旋を描きながら、セイントの紫のリボンを灰色に染めていく。
「ニンバスの川の話を思い出す。ストランドは我々の心を繋いでいる。だが一体、我々の何がレイラインにも触れている？」
「君の話に出てくるニンバスを気に入っていた。一度訪ねてみよう」セイントが穏やかに口を挟む。
この調子で口を挟んだところで、オシリスを止めることなどできない。「マラ女王のテクナ・ウィッチはレイラインに通じて物質を操ることができる。繋がりを持つ両者の意思は、亜空間を通して織り成された糸に引き寄せられる。この宇宙という織物の縦糸と横糸を成す2つの連結したシステムとは――ひとつはこの世界の糸巻きで、もうひとつはおそらく、亜空間の糸巻きのようなものなのだろうか？」
オシリスのストランドが光を増す中、セイントの巨大な腕が彼の腕を押し包む。ストランドの輝きが徐々に消えていき、暗黒の使い手ではないセイントが輝くボイドで手綱を引く。
「太陽を目にするのは何年ぶりだ？」セイントは尋ねる。
「つい先日、ソーラーライトを使って実験をしていた。お前も知ってるはずだ」
「それとこれとは違う。さあ。意地など張るな」セイントはオシリスの手を優しく引く。
オシリスは足を止め、鼻で笑う。「頭の固さに関する話なら――」
イコラは、セイントの笑い声が再び防音壁を伝ってオフィスに響くようなことがあれば、2人に言い聞かせるつもりだ。そこで彼はこう続ける: 「もう夜も遅い。それからローブに火をつけて以来、お前には会っていない。仕事は後だ」
オシリスは自ら扉の外へと出て行く。2人の絆は今も輝き続けている。