暗黒 のバックアップの現在との差分(No.4)
概要光がトラベラーを起源とする物理領域の因果超越エネルギーであるように、暗黒はベイルを起源とする精神の領域で働く因果超越エネルギーである。 いずれもただのエネルギーであり、それ自体に善悪や正邪は存在しない。 説明暗黒(The Darkness)または深淵(The Deep)は、Destinyシリーズを通して語られ続ける最大にして最悪の脅威。 遥か古の時代からトラベラーと敵対してきた宿敵であり、かつて人類が築き上げた黄金時代を「大崩壊」によって終わらせた存在である。 ハイヴや宿られた兵をはじめ、スコーン、ナイトメアなど、暗黒の力によって誕生した脅威は数知れない。 概要概要で最大最悪の脅威と述べたが、暗黒という言葉はエネルギーとしての「暗黒」とトラベラーの敵対者としての「暗黒」の2つに分けることができる。
光と暗黒の関係光も暗黒も因果超越力であり、時空を超越して作用する、と性質は似ている。 暗黒の力(宿りの汚染)がトラベラーの破片の中で光と共存するなど、相反する力や反発する力ではなく親和性があることも示唆されている。 一方で、起源や働きかける領域が異なる。
暗黒の起源 ベイルと最終形態ベイル(The Veil)が暗黒の起源であり、ベイルはその暗黒の力で最終形態を誕生させる。 「最後の形状」「最終形態」(Final Shape)とは滅ぼすことのできる全てが滅んだ時に残る存在である。
ピラミッド巨大な三角錐のような形状をした、無数の黒き艦隊。 「大崩壊」より以前から月の深部に1隻が眠っていたほか、カバル大戦におけるトラベラーの覚醒をきっかけとして数多のピラミッドが彼方で目覚めた。 ベイルが「農家」の可能性はあるが断言はされていない。 Destiny2ストーリー開始時のムービーではかつて暗黒が襲来した「大崩壊」の様子が映されており、そこではピラミッドと同じ三角形の影がトラベラーに迫っている。 大崩壊ではピラミッドが現れ、1日目で空が暗黒に覆われ、2日目にトラベラーが陥落したという*1。 そのためピラミッドはトラベラーの敵対者たる暗黒そのもの、もしくはハイヴ以上にそれに近い勢力であると推測されており、暗黒と同一視する人物も少なくない。 農家は庭師と並び宇宙誕生以前から存在している因果超越存在である。 彼らの行った宇宙創造のゲーム「庭師と農家のゲーム」では、庭師(おそらくトラベラー)が種を増やし、農家(The Winnower、別名:選別者)が種を絞り込む役割を担う。 そして宇宙に最終形態が誕生すると、庭師が宇宙を再創造する、ということを繰り返し、二人は宇宙を外から観察していた。 だが、毎回単純なルールの下ではベックスが常に最終形態として生き残ってしまう。 農家はこれを美しいと考えていたが、結果に不満を持った庭師がルールを複雑化、二人は喧嘩した挙句に宇宙に自らを直接組み込んだ(詳細はベックスの起源も参照)。 こうして庭師と農家と言う2つの異物(因果超越存在)がこの宇宙の一部となった。 内部は廊下や階段など人間サイズの種族が生活していたと思わしき構造になっており、「黒き艦隊」という呼称が用いられていることから正体は巨大な戦艦であるらしい。 戦艦自体が暗黒エネルギーの巨大な発生源であり、月のピラミッドはナイトメアを生み出し、エウロパのピラミッドはガーディアンやハウス・オブ・サルベーションにステイシスの力をもたらした。 ベイルが農家だとする説の根拠は、因果超越存在が2つあるはずでトラベラーとベイルがそれに該当すること、光と暗黒の対称性、目撃者が目的(構造や農家)を求めベイルを発見したことが挙げられる。 目撃者はトラベラーの光を「活殺自在の混沌」、ベイルの暗黒を「混沌を削り取る力」と評し、暗黒が最終形態を生み出すと考えているがこれは庭師・農家の役割とも矛盾しない。 ただしベイルが農家と言明されていないことから、伏線や意図的なミスリードの可能性もある。 深淵(The Deep)と暗黒(The Darkness)の混同大崩壊からごく最近まで暗黒と深淵は区別されず、暗黒としてひと括りにされてきた。 ストーリークリア時のアーティファクトおよびシーン(赤い花の咲く庭園)から、ブラックガーデン(救済の庭園)と深いつながりがあると判明する。 そして「ブラックガーデンはベックスが生まれた場所ではなく理由(イコラ・レイ)」であり、Destiny 1のメインストーリーではベックスが崇拝していた暗黒の塊と戦っている。 以上のように、ナイトメアやピラミッドとベックス誕生の関連性が示唆されている。 実際には異なる。 深淵(The Deep)はトラベラーの敵対者目撃者であり明確に邪悪な意思を持つ(深淵の詳細は目撃者参照)。 能力は不明だが、トラベラー同様に因果を超越した存在である。 ゴーストを一時的に洗脳状態にしたり、トラクタービームで補足したガーディアンを中に引きずり込んだり、ラスプーチンの攻撃に耐え逆にシステムダウン・無力化に追い込むなど現時点では圧倒的な力を見せつけている。 それに対して、暗黒(The Darkness)はただの因果超越エネルギーでありそこに意思はない。 光の加護を受けたからと言って使い手が必ずしも聖人ではないように、暗黒を受け入れたからと言って必ずしも使い手が悪人になるわけではない。 ナインの言葉を借りれば、光も暗黒も等しく生き残るために利用できる「道具」であり、使い方次第で善にも悪にもなれると言える。 大崩壊は暗黒のエネルギーを扱うピラミッドによって引き起こされ、暗黒時代には暗黒のエネルギーを操る異星人によって人類は苦しめられたため、暗黒が邪悪であると言う理解が広まった。 実際に、ハイヴ、宿られた兵、スコーン、ナイトメアなど、深淵側は主として暗黒の力を振るうため区別が難しいだろう。 しかも預言者は長年「トラベラーと光は人類を守る善、暗黒は邪悪」と言う教えをシティに広め、暗黒研究を妨害した(光と暗黒の対称性を説いたウランタン派や暗黒研究をしたオシリスを追放した)。 結果として人類は暗黒の正体を長年把握出来ず、「暗黒」は遥か古の時代からトラベラーと敵対してきた宿敵=邪悪な存在であると理解し、フォールン、ハイヴ、ベックス、もしくはピラミッドが暗黒その物だと考える一派すらいた。 この状態は近年まで続いていたため、古い記述における「暗黒」は深淵と暗黒、両方を混同している場合がある。 ピラミッド・スケイルピラミッドの周囲に現れる、小型のピラミッド。小型と言っても20m以上ある。 ピラミッドがラスプーチンに反撃した時は周囲に多数が現れたり消えたりしていた。 役割・性質は一切不明。 近年になり預言者の死、ナインからの接触、目撃者の太陽系到達、ベイルの発見により、暗黒(The Darkness)と深淵(The Deep)は明確に区別されるようになった。 マラ・ソヴ女王はアウォークンの操る異能が暗黒・光両方に根差していることもあり、早期から「邪悪な意思」「暗黒に潜む声」として深淵の存在を認識し秘密裏に敵対していた。 またナインは「光も暗黒も生き残るための手段だ」と考える放浪者にデリレクトを与えてガーディアン達が暗黒を道具として利用するよう差し向けたり、 主人公、エリス・モーン、放浪者に予言や天誅を与え光も暗黒もただの道具であることを指し示した。 ベールに包まれた像月のピラミッド内部で初めて発見された、ベールに包まれた女性のような像。 その後ブラックガーデンの奥地でも発見され、ソル・ディバイシブ・ベックスによって守られていた。 エウロパでもこの像がクロビス・ブレイ1世によって永久凍土の中から発見され、「クラリティ・コントロール」と名付けられてエクソテクノロジーに利用された。 詳細は現時点では不明。 暗黒は邪悪か否か暗黒は邪悪な意思を引き出す悪しき存在と言う捉え方はある面では正しく、ある面では正しくない。 光の力は抑制の効いており、使役者の意志通りに制御することが容易い。 しかし、ステイシスは自他を制御する力であり強い意志で制御しなければ暴走を招き、ストランドは制御を手放すことで扱える力である故に無理に制御すると死につながるほどの大きな反動を生じる。 光のケル、ミスラックスも若い頃には「ネザレクの聖櫃」に魅入られ蛮行を繰り返していた。 この点から、暗黒は抑制の欠けた力であるため強い意思なしでは邪悪に堕ちる危険を伴う。 暗黒の力の利用
ベールに包まれた像ベールに包まれた女性のような像。主人公は暗黒に関連する場面で幾度となく出くわしてきた。 深淵か暗黒の何れかに関係していると思われるが、詳細は現時点では不明。
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