我々の敵はこの力に太刀打ちすることなどできぬだろう! 大いなる機械はついに知ることになる、我々の痛みを!
エウロパのピラミッドから暗黒の力を授かり、ハウス・オブ・サルベーションを立ち上げた『暗黒のケル』であるフォールン・キャプテン。 エリクスニー文明を襲った「大嵐」の際に自分たちを捨てて離れていったトラベラーを憎悪しており、その偶像であるサービターに対しても道具と呼び軽んじている。 あくどくて容赦がなく、飛び抜けた狡猾さも備えた昔気質のフォールンである。
フォールンの黄金時代に産まれ、当時は妻のアスリスとの間に子をもうけていた。 「大嵐」以降、フォールンが宇宙を放浪していた時代にはハウス・オブ・ダンサーと言う比較的余裕があり寛容なハウスに所属していたが、 彼女は食い扶持を減らすために僅かなエーテルと共に二人のおさなご(後のスパイダーとシビクス)を貧しいハウス(ミスラックスの母が所属してたハウス)に押し付けている。 その後、ハウス・オブ・デビルズ所属のバロネス(高位の女性キャプテン)となり、デビルズのために船を強奪していたことから『船泥棒』の名で呼ばれていた。 トワイライトギャップの戦いの後、エラミスはアウォークンに捕らえられエルダーズプリズンに投獄されていたが、スコーンの脱獄事件に際して逃亡に成功。 デビルズの再興を目指し、自身の腹心を旧タワーのクリプトアーキ保管庫に送り込み、ZIVAテクノロジーの奪取を試みた。
しかしガーディアンと、後に『光のケル』と呼ばれる若きキャプテンの介入により奪取は失敗。 エラミスは大いなる機械への復讐心を更に募らせ、遂にハウス・オブ・デビルズの旗を捨てて、自身による新たなハウスを立ち上げることを決心した。 この時点で、バンガードはエラミスを「VIP#2029」と呼び、散り散りになったフォールンの再統一を成し得る危険分子と見なしていた。
やがてエウロパに拠点を移したエラミスは、ピラミッドの暗黒パワーから生まれた「ステイシス」を操る力を入手。 デビルズやウルブズ、ダスク、ケルスコージなどのハウスの残党を自身の勢力下に収め、ハウス・オブ・ジャッジメントのバリクスも書記官として迎えて、ハウスを統べる者たる新たな「ケル王(Kell of Kells)」となった。 だが、その企みはガーディアンの手によって食い止められ、ステイシスを制御しきれず氷漬けとなった。
宙賊のシーズンに目撃者がエラミスの氷を取り除き、エラミスは目撃者の配下として「ネザレクの聖櫃」を集めようとした(が失敗している)。 他の目撃者の配下、スコーンや宿られた兵やラスボーンと違い、彼女やその配下の自由意志とエリクスニーの誇りは損なわれていないようだ。 好戦的な態度を取ったミスラックスと敵対しても、対話を望むミスラックスの娘エイドに対してはエリクスニーに伝わる対話の儀式に則って平和的に応対しただけでなく、利害を超え窮地に陥ったエイドの身を守った。
最新の20件を表示しています。 コメントページを参照 画像を非表示
最新の20件を表示しています。 コメントページを参照 画像を非表示