骨より甦りしケルゴラス のバックアップ(No.1)
光の刃アラークハル(Alak-Hul, the Lightblade)
憂愁の書
'' シヴ・アラスの黒き炎の投影が火星の洞窟の中を満たす。彼女の下ではケルゴラスの壊れた刃が儀礼の祭壇の上に置かれ、どちらにも乾いた血のルーンが地層のようにこびりついている。 「この者は幾度となく、あなたを失望させました」 シヴのひそやかな返答に洞窟内部が震える。 『破滅は再生を産む』 彼女は投影の向こうから腕を伸ばし、刃を宙に浮き上がらせ、武器から重厚なハイヴ由来の金属の大きな破片を切り分ける。そこには黒い色の破片が残った。シヴの闇の果てのイミテーションだった。 『勝利の槌が形作るように、失敗は削り刻む』 刃は再度鍛造され、無痛の薄刃と精巧な刃先が生み出される。 シヴ・アラスはかぎ爪の先を合わせる。すると渦巻く魂の炎から柄が固体化し、石となって刃と融着する。その声によって、武器は清められた。 『…判断は下される』 その命が発せられると、亜空間への裂け目が噴き出すように開かれる。ポータルの中からケルゴラスが姿を現した。 「この従者、『死』に何を捧げられよう?」 洞窟にシヴの答えが満ちる。 『火星を手中に収めよ。ウォーマインドを手に入れよ』 ケルゴラスは自身の刃の姿をかろうじて認めた。かつてはサバスンに忠誠を誓い、そして今や彼と同じく作り変えられた武器。その刃を握ると同時に凶悪な斧が生える。その芯にはシヴ・アラスの力の断片が使われていた。 『目覚めよ、ダークブレード・ケルゴラス』'' 概要
かつて邪神オリックスに反旗を翻し、神の座を奪おうとした稀有なハイヴ・ナイト「黒剣アラークハル」がハイヴガーディアンとして蘇生した姿。 エリスによると、ベロックという名の片割れのウィザードがオリックスに反旗を翻した理由らしいが、ベロックとの間柄は現在に至るまで不明。 オリックスの「好敵手」ともいえる存在だったアラークハルを、そのオリックスを称える神殿の守護者としたサバスンの意図は不明である。 関連
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