「私は私のあるべき形になる。このまま生きることなどできるものか」 ―― 抹消されしケレヴ
目撃者の死後、サバスンの玉座の世界のルラクのピラミッドで確認された強力なドレッド・ウィーバー。 ハスクの『ジェネル』、征服者の『フェルール』と共に残されたドレッドを率いて、ピラミッドに隠された「力の糧になる何か」を探っていた。 ドレッドの中でも際立って強力なストランド制御能力を持っている。
その目的は、目撃者によって変質された自身の肉体を捨て、より美しい新たな姿に変わること。 目撃者が傀儡として生み出したドレッドたちだが、実はその多くが自由意思をもち、中にはケレヴたちのように目撃者に与えられた姿に不満を持っている者がいた。 ケレヴは特にその思いが強く、目撃者が作ったもの以上の存在になれるように自分自身の形を変えることを切望していた。
ルラクのピラミッドの奥底にある金庫の中に何らかの力が隠されていることを感じ取ったケレヴは、それは彼をより美しい姿に変える力になると信じた。 そして自らを従わせようとする「土星からの声」を跳ね除け、ドレッドやハイヴを率いて金庫を暴くべく動き出した。
迷宮『経典の潰滅』のラスボス。
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