「ちょっとした障害物だ」と最も賢い長女のオズレテクが言った。
「この時間軸において小さな流れが存在している。見えるか、妹よ?」
「そんな味はする」と姉妹の中で最も飢えている次女のタザロクが言った。
「流れを感じる」一番物静かな三女のニルールはそう言うと、その空気を確かめるように手を伸ばした。
オシリスが開発したサンダイアルを奪取し、カバル大戦の結果を変えようと目論むレッドリージョンのサイオンフレイヤー三姉妹の三女。 三姉妹の中では最も物静かな性格で、なおかつデバイスの扱いに長けているらしく、サンダイアルを目的に沿うように改変したのも彼女である。 ボイド属性を司るサイオンフレイヤーであり、ボイド属性で敵を拘束し圧殺するボイド・プリズンを扱う。
当初は、無限の森を利用することによってサイオン族がカバルの支配から解放された未来をシミュレートし、実現するために水星に現れた。 しかし、アンダイイング・マインドが数多の時間軸で倒されたことをきっかけとして、彼女らはサンダイアルのスパイアを発見し掌握。 過去を改変することで、敗北という結果に終わったカバル大戦を勝利に導こうとしている。 一方で、ドミヌス・ガウルと副総督の失敗を本来の歴史より大幅に早めることで、自身らがレッドリージョンの指揮権を得ることも画策している。
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