「生ける金属。理解し得ぬ知性」
ベックスは、あらゆる天体に埋まっているという古代の複合構造物の設計者である。地球には存在しないネットワークを通じてつながっており、ある1つの人智を超えた目的のため、一心同体になって行動している(グリモアより)。
「ゲートロードの情報についてです。ゲートロードはビルの3階ほどの高さがありベックスが時から隔離した空間を守る…時から隔離!? そんな馬鹿な!?」- ゴースト
真鍮色の機械の体を持ち、個体同士で情報を共有し統一された意識を持つ。 ただ純粋な機械ではなく有機体の心臓を持ち白乳色の放散虫液「レディオラリア液」が流れている。上位個体のみならず下位個体も含め感情は一応存在しているようで、理解できない存在に恐怖や敬意を抱いたり、宿りの力であれば少なくとも個体レベルで自身の欲求に服従し共有意識から離反することが確認されている。 性格、というか性質が特殊で、自分たちの理論を通すために理論の通らない不完全なものを排除し、改竄する。この原理に則り、支配下に置いた地域はベックスの構造物に改造される。 その目的を一言で表せば「永遠に存続すること」であり、宇宙にいかなる終焉が訪れようともベックスが生き残るために活動を続けている。
単体での長距離ワープ能力に加え、組織的にはタイムリープする能力を持っており、さらに一部の上位個体には歴史を改竄する能力すらある。シム博士の認識によると世界(おそらくパラレルワールド-確率的事象で分岐した宇宙が並行して存在する世界)を作る能力もあり、この世界時代がベックスの支配下にある可能性も否定できない。人間が理解すると発狂するほどの能力を持っている模様。
彼らの本拠地はブラックガーデンと言われる、時から隔離された領域。ベックスの建造物の上に赤い花が咲く美しい風景が広がる。そこには彼らが自分の理論を当てはめられなかった「神」が存在し、それを崇拝し器となる体を作ることで同化しようとしていた。Destiny 1ではその「神」を器ごと破壊しているが、その正体はトラベラーの宿敵たる暗黒の断片であった。
あらゆる場合で他種族に敵対的というわけではなく、例えばガーディアンの場合オリックスにガラスの間を強襲された時は交戦を避けてガラスの間に誘導したり、タイタンの一人カブルを捕えた時も殺さずにベックスへと改造しようとした。あくまで目的遂行の障害になると判断した場合に限り、排除を試みているようにも見える(とはいえパノプテースの一件からもわかる通り大抵は排除の対象となるが…)。ネッススのアドベンチャーではゴーストに「帰ってこい」と言っていたが、それが意味するところは不明。
全体が意識を共有しているとは言え均質ではない。ゴブリン、ホブゴブリンと言った下級個体は末端の指令情報のコピーだけを持ち、ミノタウロス、ハイドラと言った上位個体はその体格と処理能力に応じた上位命令を受けている。特に重要な命令を受けた個体は「アクシス・マインド」と呼ばれ、通常の個体と区別される。
このため行動モデルは一つではなく複数ある。具体的には、
スキフ・ハーベスター・トゥームシップのような輸送目的の艦がない。代わりに雷撃のエフェクトが出てしばらくすると団体でワープして現れる。 基本装備はゴブリンは銃、ホブゴブリンはライフル、ミノタウロスはトーチハンマーだが、トーチハンマー装備のゴブリンなど異なる装備を付けている個体は珍しくない(他種族ではあまり見られない)。兵器としての性能は平凡だが原理が特殊で、どこからか(どの時代からか)エネルギーや粒子を転送して利用している。つまり彼らの武器は超小型ゲートともいえる。
タイムリープ能力を持っており、ベックスゲートが過去や未来に通じていたりする他に、時間を超える「橋」を作ることで過去から死んだ個体を復活させたり、歴史を改竄する事も可能。それを利用した兵器として、オラクルは運命を改竄してガーディアンを即死させる武器で、発生後短時間で破壊しないと死ぬ。また、ガラスの間のアクシス・マインド達は時間だけでなく現実を歪める存在論的な力を持ち、例えばゴルゴンは現実と非現実の境界を曖昧にして視界に入ったガーディアンを即死させる。
■ブラックガーデン関連
■手配犯
■最強の手配犯
■カルスの寵臣
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