暗黒 のバックアップ差分(No.17)
TITLE:暗黒 TITLE:暗黒(The Darkness) * 説明 [#da145e7b] ''暗黒(The Darkness)''または''深淵(The Deep)''は、Destinyシリーズを通して語られ続ける最大にして最悪の脅威。 遥か古の時代からトラベラーと敵対してきた宿敵であり、かつて人類が築き上げた黄金時代を「大崩壊」によって終わらせた存在である。 [[ハイヴ]]や[[宿られた兵]]をはじめ、[[スコーン]]、[[ナイトメア]]など、暗黒の力によって誕生した脅威は数知れない。 大崩壊以降、近年まで「暗黒」は遥か古の時代からトラベラーと敵対してきた宿敵であり、かつて人類が築き上げた黄金時代を「大崩壊」によって終わらせた存在だと考えられてきた。 実際、[[ハイヴ]]や[[宿られた兵]]をはじめ、[[スコーン]]、[[ナイトメア]]など、暗黒の力によって誕生した脅威は数知れない。 #br だが、目撃者の太陽系到達、ベイルの発見により、''暗黒(The Darkness)''または''深淵(The Deep)''の解釈は大きく変遷している。 #img(,clear) #contents * 概要 [#h6ffa7fb] 概要で最大最悪の脅威と述べたが、暗黒という言葉は''エネルギーとしての「暗黒」''と''トラベラーの敵対者としての「暗黒」''の2つに分けることができる。 -エネルギーとしての「暗黒」 ガーディアンがステイシスやストランドという形で活用している暗黒がこれにあたる。 光と同じく因果を超越することを可能にするエネルギーであり、''これ自体はただのエネルギーであるため邪悪な意思は存在しない。'' そして光の加護を受けたからと言って使い手が必ずしも聖人ではないように、暗黒を受け入れたからと言って必ずしも使い手が悪人になるわけではない。 [[ナイン>ケル・エコー]]の言葉を借りれば、光も暗黒も等しく生き残るために利用できる「道具」であり、使い方次第で善にも悪にもなれると言える。 &br;オシリスの見解によると、光は物質の領域、暗黒は精神の領域に作用する因果超越力である。 ステイシスは自他を制御する力であり、制御できなければ暴走を招く(この点から、暗黒は抑制の欠けた力で強い意思なしでは邪悪に堕ちる危険を伴うとみなされてきた)。 一方で、ストランドは制御を手放すことで扱える力であり、無理に制御すると大きな反動を生じる。 //ただし、光はそれ自体が制御された力だが暗黒の制御は使い手に任されることから、暗黒を使う者は邪悪に堕ちる危険を伴い、使う者には強き意志が必要と指摘されている。 近年まで、''暗黒(The Darkness)''と''深淵(The Deep)''を同一視されており、フォールン、ハイヴ、もしくはベックスが暗黒その物だと考える一派もいた。 このため古い記述に置ける暗黒は深淵と暗黒、両方を含んでいる場合がある。 #br ''暗黒(The Darkness)''は光同様に因果を超越したエネルギーである。 光(The Light)は物質や生物に働きかけるエネルギーであり、トラベラーを根源として、ソーラー(破壊と創造)・アーク(変化)・ボイド(存在や空間)として発現するのに対し、 暗黒は精神に働きかけるエネルギーであり、ベイルを根源として、ステイシス(制御)やストランド(繋がり)として発現する。 これ自体はただのエネルギーであるため邪悪な意思は存在しない。 #br -トラベラーの敵対者としての「暗黒」 「深淵」と呼んだ場合はこちらを指すことが多い。 この宇宙が始まるよりも前に、トラベラーの前身である''庭師''とフラワーゲームを行っていた''農家(The Winnower)''を起源とする。 理解を助けるために述べると、農家と和訳されているが、winnowは本来「ふるいにかける」という意味合いの単語である。 マラ・ソヴ女王いわく「暗黒に潜む声」であり、[[宿られた兵]]や[[ハイヴ]]、[[スコーン]]、ピラミッド艦隊の全てを統べる存在である。 多くの文明を繁栄させ宇宙に複雑さをもたらすトラベラーとは逆に、闘争による単純化の果てに''「最後の形状」「最終形態」(Final Shape)''と呼ばれる唯一の存在が生き残ることを目指している。 これまでの宇宙では[[ベックス]]が常に最終形態として生き残っており、それを覆そうとトラベラーが宇宙に直接参入したことで暗黒もまた宇宙に直接参入した。(詳細は[[ベックスの起源>ベックス#w7624524]]も参照) 後に暗黒に潜む声の主が''「[[目撃者]]」''であると判明し、目撃者こそが''「トラベラーの敵対者としての暗黒」''の正体であると目されている。 &br;直属のしもべとして''「門弟」''がおり、最初の門弟''「[[ルラク>目撃者の門弟ルラク]]」''によって虫の神と[[ハイヴ]]は目撃者の従属種となり、更にハイヴの王である[[邪神オリックス]]が他種族を暗黒で歪めたことで[[宿られた兵]]が生まれた。 また、[[エリクスニー]]が暗黒の力によって変異した[[スコーン]]は宿られた兵同様に目撃者に従属している。 [[ナイトメア]]は「エネルギーとしての暗黒」から産まれた存在であり、これ自体は中立的である(ただし恐怖など負の感情を具現化するため結果的にガーディアンと敵対することが多い)。 ベックスは種族としては目撃者に従っていないが、暗黒(目撃者)を信奉するベックスグループとしてブラックガーデンを拠点とするソル・ディバイシブが存在している。 **目撃者の門弟 [#cdb88dc8] ''王ではない。神でもない。門弟。予言者。存在に尽くす救世主。不滅の目的。特権。 ── 目撃者の門弟ルラク'' ''深淵(The Deep)''は、トラベラーの敵対者[[目撃者]]であり、明確に邪悪な意思を持つ。 マラ・ソヴ女王が「邪悪な意思」「暗黒に潜む声」と呼ぶ存在であり、門弟を率い[[宿られた兵]]や[[ハイヴ]]、[[スコーン]]、ピラミッド艦隊の全てを統べる。 * 暗黒は邪悪か否か [#k742618f] 大崩壊以来、暗黒は邪悪そのもの(暗黒=深淵)だと考えられてきたがそれは誤りだった。 だが、暗黒は邪悪な意思を引き出す悪しき存在とも考えられてきた。これはある面では正しく、ある面では正しくない。 #br ''目撃者の門弟(Disciples of the Witness)''は、目撃者の教えに従い暗黒の力を行使する直属のしもべ達。 出身の種族は様々だが、目撃者自身を除けば最も強大な暗黒の使い手であり、目撃者の目標たる「最終形態」の実現に奉仕するべくピラミッド艦隊と暗黒の軍勢を率いて活動している。 目撃者に最も近い存在ともいえる門弟たちだが、実は''門弟さえも目撃者が目指す「最終形態」が何かについて明確な答えを持っていない。'' そのため門弟は目撃者の言葉や哲学をそれぞれが独自に解釈して最終形態を推察しており、結果として門弟それぞれで最終形態へのアプローチが異なっている。 &br;既知の門弟 - [[ルラク>目撃者の門弟ルラク]] - ルブレイ人の門弟。最初の門弟でありハイヴワームの父。 - [[ネザレク>最後の苦痛の神、ネザレク]] - [[トーメンター]]の門弟。第一次大崩壊の使者。 - [[カルス>カルス皇帝]] - [[カバル]]の門弟。第二次大崩壊の使者。 - 名称不明の門弟 - 伝承「連星の軌道」の語り手として言及される未知の門弟。 光の加護を受けたからと言って使い手が必ずしも聖人ではないように、暗黒を受け入れたからと言って必ずしも使い手が悪人になるわけではない。 [[ナイン>ケル・エコー]]の言葉を借りれば、光も暗黒も等しく生き残るために利用できる「道具」であり、使い方次第で善にも悪にもなれると言える。 #br ただし、光の力が抑制の効いたものであり使役者の意志通りに制御することが容易いのに対して、 ステイシスは自他を制御する力であり強い意志で制御しなければ暴走を招き、ストランドは制御を手放すことで扱える力である故に無理に制御すると死につながるほどの大きな反動を生じる。 この点から、暗黒は抑制の欠けた力で強い意思なしでは邪悪に堕ちる危険を伴う。 **ピラミッド [#k768eefa] 巨大な三角錐のような形状をした、無数の''黒き艦隊''。 「大崩壊」より以前から月の深部に1隻が眠っていたほか、カバル大戦におけるトラベラーの覚醒をきっかけとして数多のピラミッドが彼方で目覚めた。 * 暗黒の起源 [#i76d5e51] トラベラーと対をなす存在、ベイルがその起源である(([[抗戦のシーズン]]に暗黒の起源が明らかになった))。 グリモアにより二つの超因果存在が行った「庭師と農家のゲーム」によりこの宇宙が誕生したことが分かっており、 庭師は光を操るトラベラー、農家(The Winnower、別名:選別者)は暗黒を操るベイルである。 #br Destiny2ストーリー開始時のムービーではかつて暗黒が襲来した「大崩壊」の様子が映されており、そこではピラミッドと同じ三角形の影がトラベラーに迫っている。 大崩壊ではピラミッドが現れ、1日目で空が暗黒に覆われ、2日目にトラベラーが陥落したという((D1では大崩壊の詳細は全く明かされていなかったがD2で判明。多くのNPCが知っていること、つまりピラミッドの存在と大崩壊の経緯は「常識」のようだ))。 そのためピラミッドはトラベラーの敵対者たる暗黒そのもの、もしくはハイヴ以上にそれに近い勢力であると推測されており、暗黒と同一視する人物も少なくない。 かねてより言われていた、ピラミッドや目撃者が暗黒の起源や暗黒そのものであるという説は間違いである。 目撃者が始めにベイルを発見して暗黒を得たこと、ピラミッドの艦隊を介してその力を振るっていたことから、この誤解が生まれたようだ。 * 暗黒と最終形態の関係 [#s28025d5] 深淵は最終形態を求め、暗黒は最終形態に導く力を有している。しかし暗黒が最終形態を求めているかは現時点では不明。 #br 内部は廊下や階段など人間サイズの種族が生活していたと思わしき構造になっており、「黒き艦隊」という呼称が用いられていることから正体は''巨大な戦艦''であるらしい。 戦艦自体が暗黒エネルギーの巨大な発生源であり、月のピラミッドは[[ナイトメア]]を生み出し、エウロパのピラミッドはガーディアンや[[ハウス・オブ・サルベーション>暗黒のケル、エラミス]]にステイシスの力をもたらした。 庭師(The Winnower)は「選別者」とも呼ばれており(翻訳のブレなのか、意図的な翻訳なのかは不明、winnowは本来「ふるいにかける」という意味合いの単語である)、 光が生命や物理法則すら自在に操り混沌をもたらすのに対して、暗黒は「混沌を削り取る力」と言う側面がある。 これにより、滅ぼすことのできる全てが滅んだ時に残る存在、''「最後の形状」「最終形態」(Final Shape)''を誕生させる事ができる。 #br トラベラー同様に因果を超越した存在である。 ゴーストを一時的に洗脳状態にしたり、トラクタービームで補足したガーディアンを中に引きずり込んだり、ラスプーチンの攻撃に耐え逆にシステムダウン・無力化に追い込むなど現時点では圧倒的な力を見せつけている。 目撃者は自らの存在意義を求めてベイルから暗黒の力を手に入れ、文明が滅亡してからも宇宙に意味を持たせるため最終形態へと導こうとしている。 #br またこれらは大崩壊以降、太陽系の各惑星、衛星に今なお埋まっているとされている。 ** ピラミッド・スケイル [#za00f1b7] ピラミッドの周囲に現れる、小型のピラミッド。小型と言っても20m以上ある。 ピラミッドがラスプーチンに反撃した時は周囲に多数が現れたり消えたりしていた。 役割・性質は一切不明。 トラベラーは最終形態を望まず、目撃者は最終形態の実現が自分の存在意義と考えている。 「農家と庭師のゲーム」では、単純なルールの下で[[ベックス]]が常に最終形態として生き残っていた。トラベラーはこれに不満があり、ベイルはこれを美しいと考えていた。 それを覆すためトラベラーは宇宙を再創造しルールを書き換え複雑にし続け、単純さを望むベイルと喧嘩した挙句に宇宙に自らを直接組み込んだ(詳細は[[ベックスの起源>ベックス#w7624524]]も参照)。 この経緯からベイル自身が最終形態を望んでいる可能性は高いが、明示されていない。 * 深淵と暗黒の関係 [#od53a906] 深淵と暗黒は長らく混同されていたが、「暗黒に潜む声」「暗黒に邪悪な形を与える存在」として近年区別されるようになった。 暗黒を始めて手に入れ振るった勢力が深淵だったため、この混同が発生していた。 深淵の正体は''「[[目撃者]]」''である。詳細は目撃者を参照。 **ベールに包まれた像 [#qa4e94bb] * ピラミッドと暗黒の関係 [#c5e2626a] 巨大な三角錐のような形状をした、無数の''黒き艦隊''。 「大崩壊」時に現れたことから暗黒の一部、もしくは暗黒そのものと考えられてきた。 #br ただし、その実態は「目撃者の乗り物」でしかないと判明した。深淵と同様の理由で長年暗黒と混同されてきた。 #br 主人公はエウロパのピラミッドを介してステイシスの力を得たり、危機が迫っているとの忠告を受けたり、武器形成の力を得たりしてきた。 ピラミッドが暗黒であれば「農家」が主人公に授けた可能性もあったが、現時点では深淵=[[目撃者]]が意図的に主人公に授けた可能性が高い。 * 暗黒の力の利用 [#d2b2320b] - ナイトメア 目撃者の門弟ネザレクが設置したピラミッドの防衛装置。暗黒の力を利用し、過去の記憶から恐怖を具現化させる。 ただしナイトメア自体も暗黒でありそれに善悪はなく、恐怖を克服することでナイトメアがそれを生み出した人間の力とも成り得ることが証明されている。 - ディープサイト サバスンの玉座の世界で発露する、過去の記憶を見る力。 *ベールに包まれた像 [#qa4e94bb] 月のピラミッド内部で初めて発見された、ベールに包まれた女性のような像。 その後[[ブラックガーデンの奥地>救済の庭園]]でも発見され、ソル・ディバイシブ・ベックスによって守られていた。 [[エウロパ]]でもこの像がクロビス・ブレイ1世によって永久凍土の中から発見され、「クラリティ・コントロール」と名付けられてエクソテクノロジーに利用された。 [[ナイトメアの根源]]でも隠しクレート部屋に比較的小型のベール像が置かれている。 詳細は現時点では不明。 [[抗戦のシーズン]]のシネマティックでは目撃者が暗黒を手に入れた下りで縦に輪切りにされたベール像が表示されていた。 #br * ネームドエネミー [#y69340eb] - [[目撃者]] - [[目撃者の門弟ルラク]] - [[門弟カルス>カルス皇帝]] - [[最後の苦痛の神、ネザレク]] - [[目撃者の使者、カヴァウースト]] #br 深淵か暗黒の何れかに関係していると思われるが、詳細は現時点では不明。 *関連 [#rcd4bc1d] #include(エネミーリスト,notitle); *コメント [#Comments] #pcomment(,reply,20,) |
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