ベックス のバックアップ差分(No.16)

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* 説明 [#v3d9c44a]
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「生ける金属。理解し得ぬ知性」
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ベックスは、あらゆる天体に埋まっているという古代の複合構造物の設計者である。地球には存在しないネットワークを通じてつながっており、ある1つの人智を超えた目的のため、一心同体になって行動している(グリモアより)。
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「ゲートロードの情報についてです。ゲートロードはビルの3階ほどの高さがありベックスが時から隔離した空間を守る…時から隔離!? そんな馬鹿な!?」- ゴースト

* 生態 [#a929c142]
真鍮色の機械の体を持ち、個体同士で情報を共有し統一された意識を持つ。
ただ純粋な機械ではなく有機体の心臓を持ち白乳色の放散虫液「レディオラリア液」が流れている。上位個体のみならず下位個体も含め感情は一応存在しているようで、理解できない存在に恐怖や敬意を抱いたり、宿りの力であれば少なくとも個体レベルで自身の欲求に服従し共有意識から離反することが確認されている。
性格、というか性質が特殊で、自分たちの理論を通すために理論の通らない不完全なものを排除し、改竄する。この原理に則り、支配下に置いた地域はベックスの構造物に改造される。
その目的を一言で表せば「永遠に存続すること」であり、宇宙にいかなる終焉が訪れようともベックスが生き残るために活動を続けている。
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単体での長距離ワープ能力に加え、組織的にはタイムリープする能力を持っており、さらに一部の上位個体には歴史を改竄する能力すらある。シム博士の認識によると世界(おそらくパラレルワールド-確率的事象で分岐した宇宙が並行して存在する世界)を作る能力もあり、この世界時代がベックスの支配下にある可能性も否定できない。人間が理解すると発狂するほどの能力を持っている模様。
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あらゆる場合で他種族に敵対的というわけではなく、例えばガーディアンの場合オリックスにガラスの間を強襲された時は交戦を避けてガラスの間に誘導したり、タイタンの一人カブルを捕えた時も殺さずにベックスへと改造しようとした。あくまで目的遂行の障害になると判断した場合に限り、排除を試みているようにも見える(とはいえパノプテースの一件からもわかる通り大抵は排除の対象となるが…)。ネッススのアドベンチャーではゴーストに「帰ってこい」と言っていたが、それが意味するところは不明。


** ブラックガーデン [#r9a16eca]
CENTER:''トラベラーが鉄の世界を移動していた。&br;地球を開き、空を縫って閉じた。生命を可能にした。&br;だが、こうしたものには常に相対するものがある。&br;分かるか?これは始まりではなく理由なのだ。'' ――プジャリ

#region(グリモア 伝説:ブラックガーデン)
私はプジャリ。私がブラックガーデンについて見た未来を語ろう。&br;トラベラーが鉄の世界を移動していた。地球を開き、空を縫って閉じた。生命を可能にした。だが、こうしたものには常に相対するものがある。分かるか?これは始まりではなく理由なのだ。&br;ガーデンは両方向に成長する。明日と昨日に向かって育っていく。赤い花は永遠に咲き誇る。&br;今は「庭師」がいる。銅の体をした彼らはガーデンにやって来て、とめどなく溢れる思考の中で林を抜けていく。&br;これは私が時の海岸から身を投じ、体を沈めた時に見た未来だ。&br;私は花の下を歩いていた。前方に光があり、花の影が言葉となった。色々言っていたがここに書き記すのはやめておこう。&br;道の終わりにゴーストの形をした花が咲いていた。摘もうと手を伸ばした時、その棘に刺された。血が流れ、その血が光となった。&br;ゴーストは私に言った。あなたは死の力により作られた、死の形をした死者。命を奪うことしかしない。ここにいるべきではありません。ここは命の場所です。&br;トラベラーは命だ、と私は言った。お前こそ暗黒の生物。私を騙そうとしている。&br;しかし、振り返って長い坂を見下ろし、花が暖かい風に倒れ、大木が血のような樹液を流すのを目にした時、疑念を感じた。&br;ゴーストが私を海から引き上げた時、左手には棘の傷があった。その傷はそれ以来治っていない。
#endregion
彼らの本拠地はブラックガーデンと言われる、時から隔離された領域でベックスの建造物の上に赤い花が咲く美しい風景が広がる。
彼らの本拠地はブラックガーデンと呼ばれ、時から隔離された領域でベックスの建造物の上に赤い花が咲く美しい風景が広がる。
そこには彼らが自分の理論を当てはめられなかった「神(変異体、ブラックハート)」が存在し、それを崇拝し器となる体を作ることで同化し力を得ようとしていた。Destiny 1ではその「神」を器ごと破壊しているが、その正体はトラベラーの宿敵たる暗黒の断片であった。
また、謎の人物はブラックガーデンはベックスが生まれた地と主張する。しかし、イコラ・レイやタナトノートのプジャリ(( タナトノートは死ぬ瞬間に本質を理解すると考え自殺を繰り返す一派。))はその逆、ブラックガーデンはベックスの生まれた理由(ガーデンの『何か』を守るために生まれた)と考えている。
Destiny 1ではブラックハート破壊は座標が固定された。オリックス襲来の際は宿られた兵が侵入し、同時期にガーデンを取り戻すべく[[アンダイイング・マインド]]が活動を初めたことで三つ巴となった。
Destiny 1ではブラックハートを破壊しガーデンの座標は固定された。オリックス襲来の際は宿られた兵が侵入し、同時期にガーデンを取り戻すべく[[アンダイイング・マインド]]が活動を初めたことで三つ巴となった。
#region(『何か』とは…以下ネタバレ込み)
[[影の砦]]ラストで暗黒に近い存在 [[ピラミッド>ナイトメア]]とあった際、背景はブラックガーデンであり、受け取ったものはベックスのアーティファクトだった。そして、その調査任務([[救済の庭園]])の導入動画で「ブラックガーデンは理由である」と語られ、アーティファクトの指し示す先はブラックガーデンの最奥にあった遺跡(人類の女性型の像)であった。またレイド固有エキゾ[[神性]]でも、この像がベックスにとって重要な物だと記している。[[異端の奈落]]リリース時の動画では全く同じ像がピラミッド内部にあり、エリスモーンがオーブに何かを吸収していた。
このことから、守っているものがその像であること、そしてベックスの由来、ナイトメア、像の種族(人類と似た種族)が関連することが仄めかされている。
#br
なおベックスの領域にある像は全てミノタウロス型であり人類に似た像の存在は極めて異例である。
#endregion
* 組織 [#r05926e8]
全体が意識を共有しているとは言え均質ではない。ゴブリン、ホブゴブリンと言った下級個体は末端の指令情報のコピーだけを持ち、ミノタウロス、ハイドラと言った上位個体はその体格と処理能力に応じた上位命令を受けている。特に重要な命令を受けた個体は「アクシス・マインド」と呼ばれ、通常の個体と区別される。
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このため行動モデルは一つではなく複数ある。具体的には、
- ヘゼン・コレクティブ
金星でフォールンと交戦している。
- ヘゼン・プロテクティブ
金星の拠点を防衛している。
- ヴァーゴ・プロヒビション
火星でカバルと戦闘している。
- ソル・ディバイシブ
ブラックガーデンを防衛する。暗黒を崇拝するように自身をプログラムしている。
- プレカーサー
過去のベックス。金色と白を基調としたフレームを持つ。
- ディセンダント
未来のベックス。暗緑色を基調とした曲線が多いフレームを持つ。
*ベックス・テクノロジー [#xc5b101f]
- ガラスの間
金星の地下に存在されていたベックスの地下施設。Destinyシリーズ初のレイドが行なわれた場所でもある。
時間どころか現実そのものがベックスの意志のままに改変される領域であり、ベックスが望みさえすれば外敵を存在そのものから抹消することさえできる。その謎めいた性質からカブルを初めとする数多のガーディアンを魅了してきた場所だが、一方でテンプラーやゴルゴンといった極めて強力なベックスの巣窟でもあり、数多くのガーディアンが帰らぬ人となった。現実を変える力はガラスの間の中でのみ有効だが、ベックスは下記のネクサスを完成させることでこの力を外の世界でも使えるようにしようとしていた。
ベックス・コレクティブマインド(集合意識)の中枢の1つでもあり、邪神オリックスが宿られたハイドラを先兵として送り込んできた際にはベックスの意識全体に宿りが伝播しかけ、滅亡の危機にまで追い込まれる事態となった。

- ネクサス
水星や金星を初めとする数多くの惑星を機械へと改造することで形成されつつあった、あらゆる次元と時間軸をまたいだネットワーク・マシン。本作で機械惑星として登場したネッススやイオもこの一部になっている。
上記のガラスの間が持つ「現実を自在に改変する力」を宇宙全体に引き出すために作られていたようで、成功していたら世界全体をベックスの意のままに制御し、果てには宇宙の法則そのものにベックスという種がウイルスの如く一体化することも可能だったとされている。しかし、このネクサスすらもより大きなプロジェクトの一部だったことが仄めかされている。

- 現実シミュレーション
ベックスの持つ膨大な演算能力は、「現実」の正確なシミュレーションを生成することを可能にしている。たった一匹のゴブリンさえ簡単な「別世界」を227回も作りだす能力をもつとされており、水星の「無限の森」に至っては宇宙全体を過去から未来まで全てシミュレーションし、その結果生み出されたシミュレーション体は「現実」から来たものを現実と同じように干渉することができる。ただし、ベックスが完全に理解できるものに限定される、すなわち科学では再現することができないトラベラー由来の「光」と暗黒由来の「宿り」は例外の存在の為、ゴーストとガーディアン、邪神オリックスや宿られた兵はシミュレーションすることができない。
* 装備 [#z8e606f0]
スキフ・ハーベスター・トゥームシップのような輸送目的の艦がない。代わりに雷撃のエフェクトが出てしばらくすると団体でワープして現れる。
基本装備はゴブリンは銃、ホブゴブリンはライフル、ミノタウロスはトーチハンマーだが、トーチハンマー装備のゴブリンなど異なる装備を付けている個体は珍しくない(他種族ではあまり見られない)。兵器としての性能は平凡だが原理が特殊で、どこからか(どの時代からか)エネルギーや粒子を転送して利用している。つまり彼らの武器は超小型ゲートともいえる。
#br
タイムリープ能力を持っており、ベックスゲートが過去や未来に通じていたりする他に、時間を超える「橋」を作ることで過去から死んだ個体を復活させたり、歴史を改竄する事も可能。それを利用した兵器として、オラクルは運命を改竄してガーディアンを即死させる武器で、発生後短時間で破壊しないと死ぬ。また、ガラスの間のアクシス・マインド達は時間だけでなく現実を歪める存在論的な力を持ち、例えばゴルゴンは現実と非現実の境界を曖昧にして視界に入ったガーディアンを即死させる。

* ネームドエネミー [#i61458a3]
- [[アカントス・ゲートロード]]
- [[ウォッチフル・ハーピー]]
- [[カルティオン・アーキバルマインド]]
- [[ゼゴニオン・ワープマインド]]
- [[ターミナルキーパー]]
- [[デンドロン・ルートマインド]]
- [[ハギオス・レベレントマインド]]
- [[ビアディオン・クレンジングマインド]]
- [[ファリシオン・フレンジーマインド]]
- [[ブラキオン・ジェネシスマインド]]
- [[プロテオン・モジュールマインド]]
- [[ロピミオン・デリリアスマインド]]
- [[パノプテース・インフィニットマインド]]
- [[アルゴス・プラネットコア]]

#br
COLOR(#EC8200){■}ブラックガーデン関連
- [[オーバーロード]]
- [[門番クロセオン]]
- [[アンダイイング・マインド]]
- [[コンシクレイテッド・マインド・ソル]]
- [[サンクティファイド・マインド・ソル]]

#br
COLOR(#EC8200){■}手配犯
- [[手配犯:アーケイン・マインド]]
- [[手配犯:カタスコポス]]
- [[手配犯:クロシオン]]
- [[手配犯:スプレンディッド・マインド]]
- [[手配犯:フラグメント]]
- [[手配犯:招かざる者エピスケプティス]]

#br
COLOR(#EC8200){■}最強の手配犯
- [[手配犯:アルカディア・コード]]

#br
COLOR(#EC8200){■}カルスの寵臣
- [[ハサピコ、カルスのお気に入り]]
- [[パゴーリ、カルスのお気に入り]]
* 関連する人物 [#mcd662a0]
- 謎の人物
主人公が前作で遭遇した女性型エクソ。主人公にブラックガーデンの存在を伝え、その中枢を破壊することでトラベラーの力を復活させることを提案した。
本人に関しては「説明する時間はないの」とだけ言い残しほとんど何もわからないが、光の恩恵を受けたガーディアンではない。
ベックスを憎悪しており、何らかの戦闘集団に所属しているタイムトラベラーらしい。
- オシリス
史上最強のウォーロックと呼ばれ、ザヴァラの前任であった元バンガード司令官。イコラ・レイの師。
暗黒やベックスゲートに深い興味を持ち、その研究に没頭しすぎたためシティから追放された。現在は水星の「無限の森」で活動をしている。
- アシェル・ミル
ウォーロック。イオのベックス構造物、ピラミディオンに挑んだ結果右腕がベックス化している。
エリス・モーンの友人のようで、彼女の独白(前作のグリモア)によるとゴーストもベックスに改造されている。
- カブル
ガラスの間に挑んだファイアチームの一人。クラスはタイタン。
ベックスに捕らえられ、ゴーストを奪われて体をベックスへ改造される実験を受けるが、自らの光とベックスの機体から運命を切り開く盾「イージス」を残した。
- パハニン
ガラスの間に挑んだファイアチームの一人。クラスはハンター。
ファイアチームの中で唯一ガラスの間から生還した。
- プラエディス
ガラスの間に挑んだファイアチームの一人。クラスはウォーロック。フューチャーウォー・カルトに所属していた。
ガラスの間から脱出できず、時間の流れに囚われた。後の時代にガラスの間から彼の救難信号が届く。
- アテオン・タイムコンフラックス
'''ガーディアンは自らの運命を切り開く'''
ガラスの間を支配していた強力なミノタウロス。時間どころか因果にすら逆らえる力を持っているため、アテオンとガラスの間はどっちが先に生まれたのか、その因果関係さえ良く分からないというベックスを象徴するような存在。カブルが残したイージスの力を借りたガーディアンによって、時間を超えた戦いの末に倒された。
- 邪神オリックス
ハイヴの神であり宿りの王。息子のクロタが開いたゲートから現れたベックス軍に王国を侵略され、宿りの力を使ってそれを排除し、司令塔であるキュリア・ブレードトランスフォームを一騎討ちで下した。自分と同じく永遠に存在しようとするベックスを強い宿敵と認めつつも、「考える機械がどれだけいようとワシを超えることはできない」と宣言した。

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