誇り高きエースセット のバックアップ(No.2)
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誇り高きエースのヘルム
「シンドゥはガス惑星の国境の外周を住処としていた。最初はワシの招待を拒んだが、他のものと同様、ワシと同じ見方をするようになった」――カルス皇帝 ジャルスの目がようやく開いた。大きくて輪郭のはっきりしないシルエットを見つめていた。その巨人が話し始めた。「よく戻ってきた」と、低く轟くような声で言った。ジャルスは素早く瞬きをした。部屋の様子が徐々にはっきり見えてきた。まるで神殿のように輝いていた。巨人が再び声を出した。 「我が子よ、恐れる必要はない。お前を助けてやったのだ。我が帝国へようこそ」。ジャルスの手足に感覚が戻ってきた。拘束されている。そして、この巨人も彼を真上から見下げている。彼はこの死神の顔をじっと見つめた。「恐れるな、我が未来の戦士よ」 ジャルスはゆっくり瞬きをした。他のパイロットはどうした? 彼の部隊は? 彼らは逃げたのか? 「お前はシンドゥ最後のスターパイロット。そして、ワシの『誇り高きエース』となるのだ」 彼に選択の余地はなかった。 誇り高きエースのグリップ
「シンドゥは外科医が手術をするように正確に飛ぶ。中でも『誇り高きエース』は最高だ。たった1人だけがワシの影となった」――カルス皇帝 カルス皇帝は仰々しく腕を上げた。「ワシの星よ、贈り物を授けよう」。舞台の幕開けだ。 ハンガーの扉がゆっくりと開くと、その後ろにある紫色の旗の列が、1つずつ次々と垂れ下がっていった。旗が1つずつピシッとその姿を露にしていく中、1体のサイオンが跪き、頭を深く下げた。 皇帝がジャルスの肩に手を回した。「さあ、見に行こうか」。2人は跪く戦士達の横を通り過ぎた。「お前のために名前を付けておいた」とカルスは優しく言った。「『神の意志』という名前だ」 ジャルスの胸は高鳴った。船は美しかった。太鼓が鳴り響いた。カバルが現れ、まるで壊れやすいものを扱うかのように慎重にアーマーを運び、それをジャルスの足元に1つずつ置いていった。 肩の荷が下りた。「これはお前のものだ。これを受け入れよ。そして、ワシのものになれ」。そして、カルスは去って行った。行列がその後に続いた。神の意志とジャルスだけがそこに残った。 誇り高きエースのベスト
「『誇り高きエース』がワシの黄金の船を飛ばすためにその心を燃やした。ロイヤリストでいるには代償が必要だ。影でいるには多大なる代償が必要なのだ」――カルス皇帝 シャヨテットの船は粉々になり、地面で燃えている。そこから数メートル先にあるポッドから、シャヨテットが這い出てきた。ジャルスは自分の船から軽快にジャンプすると、ナビガントレットを軽く叩いて、船を低軌道へと送り返した。神の意志はその役割を果たしてくれた。そして、ジャルスがトドメを刺そうとしている。 ジャルスはカルスからの贈り物の1つであるピストルを構えると、そのクリップを空にした。シャヨテットはそのアーマーから黒い圧力ジェルを吹き出させながら、うめき声を上げて体をよろめかせたが、かろうじて倒れずに立っていた。シャヨテットは吠えた。血と唾液が地面に飛び散った。そして、突進し始めた。ジャルスはピストルをホルスターに入れた。 ジャルスはシャヨテットがほぼ真上に来るまで待ってから、エネルギーブレードを作動させた。しわがれた叫び声が響き、圧力ジェルが飛び散り、そして全てが終わった。 神の意志を再び呼び寄せたジャルスの指は震えていた。コックピットの中にカルスの顔が現れた。「ワシの心は誇りに満ちている。お前の名誉に乾杯しよう」 誇り高きエースのブーツ
「ワシはシンドゥに黄金の艦隊を与えた。影がワシの剣であるように、インターセプターがリヴァイアサンの盾となる」――カルス皇帝 「ジャルス、お前は間違っているぞ」 「お互いに同意できないという意見には同意いたします、陛下」 「その舌が単に繊細さを欠いているのだ。お前の世界の酒の味さえ分からないとは!」 「私はシンドゥです。これは私の舌に合うように作られています、陛下」 「だが、その味をしっかりと味わえていない。ワシには信じがたいことだ」 「今は何を口にしても味などしません、陛下」 「それはどうにかしないとな」 宇宙の静けさの中、近くで爆発が起こり、神の意志が震えた。ジャルスは目を細めた。「陛下、仕事に戻ります」 「では、お前のために酒を取っておこう」。コックピットのモニターが、カルスの顔からレーダーへと変わった。小さな赤い三角形が画面上で点滅し、警報が鋭い叫び声を上げた。ジャルスはバイザーを引き下ろすと、船のスラスターを全開にした。 影のクローク
「誇り高きエースの死をもって、リヴァイアサンは操縦士を失った。代わりを見つけるのに1000年待たなければならないと言うなら、喜んで待とうではないか」――カルス皇帝 ジャルスは神の意志を後にして最後の任務に向かった。仲間の影達をガウルのところに運ぶには大きな船が必要だった。そして、計画の成功を確かなものにするため、十分な内部シールドと耐衝撃パッドを取り付けた装備で挑んだ。 ジャルスは船を巧みに操縦し、攻撃を避けながら進んで、レッドリージョンの間を縫うように飛んでいった。その指がスイッチを入れると、コックピットを取り囲むように並んでいたモニターが突然切り替わった。船倉では影達が待機していた。ジャルスは船の軌道をドミヌスの船がいる方角に設定した。計画はシンプルだった。 「我が親愛なるジャルスよ」と皇帝は言った。「我々はどんな犠牲を払ってでも、影達をドミヌスに届けなければならない」。ジャルスはその意味を理解していた。彼にとってこれは片道しか存在しない旅。だが、それでも問題なかった。ガウルの旅もここで終わらせることができるのであれば。 防具リスト
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