Destiny2 デスティニー2 まとめ Wiki

精神の庭園を整えろ。

最後のハイヴ・アコライトと争っていたエムレスは、正体不明の機械の塊の間にキャニスターがあるのを見つけた。その表面に刻印された文字は一部しか読み取ることができない。「H Y D R O P」

そしてそのガラスの中には、小さな葉を持つ植物が収められているのがかろうじて見える。水没した環境都市の残骸の中で、どういうわけか保存されていた、完全に場違いなものだった。

エムレスにとっては、前に出れば一発で決着がつくはずだった。だが、アコライトが無意識に植物の方へとぎこちなく進んだことで、エムレスは決断する。彼は走りながら銃弾が肩甲に当たるのを感じ、スラグ弾が太古の鉄に食い込んでシューシューと音を立てるのを耳にする。

エムレスは先にキャニスターのある場所に到達し、自らの光を煌めくバリアとして召喚する。アコライトは後ずさりしながら、やみくもに発砲する。エムレスはバリアに背を向け、剣を構える。

無様な戦いだ。アコライトの頭を切り落とすことで多少の満足を得られるのなら、それが戦神の目に留まることを彼は願う。

エムレスは部屋を見渡す。自分の息遣い以外、何も聞こえない。

キルスイッチが彼と司令官の通信を確立する。

「トランスマットエリアの確保完了」エムレスが告げる。

「了解」

彼は身をかがめてキャニスターを手にする。ガントレットをまとった手の中で、キャニスターは重く、そして脆く感じられた。

エムレスは、着色ガラスを陽の光にかざす。「運のいい奴だ」