痕跡を残す。
ガーは元リージョンだった。もとい、正式には元カバルだった。
だが、それでも彼は貨物倉のピンと張った空気を知っていた。初めて実地パトロールをする前の兵が感じるような不安と緊張感だ。
彼の新しい光の戦士の友人たちは新兵ではない。彼らはガーと同じように、終末を生き延びてきたベテランだ。しかし、この新たな独立性と向き合ってきた時間はガーのほうがよっぽど長い。
彼らは今もバンガードが突入してくるのではないかと身構えている。そして、彼が最後の最後で裏切るのではないかと心配している。
だが、ここは新世界だ。
光の戦士たちは武器やアーティファクトを調達した。一部を売却したとしても、何が起こるかわからない未来を切り抜けるだけの装備は揃っている。
ガーが調達したのは回収されたハーベスターだ。そして作戦も練ってきた。
「よし、犬ども」彼らのウルラント語はあまりにもお粗末だったため、ガーは人間の言葉で話し始めた。「お前たちはバンガードの責務を果たした。戦争はハイヴの神と、その餌食になる者たちに任せておけ」
彼は新たなクルーを見下ろす。熱心な表情をした3人の人間と、金属製ドローンが3体。彼らは星々を探索し、より良い人生を味わうことを夢見ている。
「我々7人の精鋭の殺し屋の目前には、広大な銀河が広がっている」ガーが唸った。「金を稼ぎに行くぞ」
エピソード:亡霊で追加されたハンターのエキゾチック・ヘルメット。
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