私は地上にいる。私の半分はマブのウォードの中に入っている。幸運なことに、半分入っているのは私の頭だ。頭上の星々が1つまた1つと見えなくなっていくが、それは宿りの粘液に視界を遮られているだけかもしれない。 私達が目覚めさせた巨大な1つ目の悪夢は、私達を見て不機嫌になっている。こんなはずではなかった。私達はただ、奴から奪おうとして来ただけだ。 月は乾燥している。その「角」に鋭さはない。マブは笑っているか、助かろうと必死になって悲鳴を上げながら乱射しているかのどちらかだ。彼女は分離し続けるサイオン達を浮遊しながら通過している。分離をやめろ! もうほとんど時間がない。残されたのは1発だけ。 私は鳥を出して、指で押した。 この赤く光る熱い指で。
(説明)
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